・LUMIX DC-FZ85ってキレイに撮れるの?
・どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
今回は、パナソニックの人気デジカメ!(・・と思われる)
「 LUMIX DC-FZ85」を実際に購入してみましたので、レビュー紹介させていただきます。
また、今回の記事は「オート撮影編」となります。
普通にシャッター切ると「このような写真が撮れる(傾向あり)」を意識した写真を紹介しています。
結論から言うと、LUMIX DC-FZ85は、
「超広角から超望遠まで撮影可能なオールラウンドプレイヤー的カメラ」でした。ながっ…
これから紹介する写真のコメントは個人の見解です。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
・スナップ写真
・マクロ
・影の箇所
・逆光
・驚愕の光学60倍ズーム
・DC-FZ85の「ここがスゴイ!」
LUMIX DC-FZ85について
LUMIX DC-FZ85はデジカメというよりも、
「ネオ一眼(レンズ一体型)カメラ」になります。
「小さな一眼レフ」とも言えるようなカメラです。
■簡易情報
- 2017年発売
- 1810万画素
- 広角20mm-望遠1200mm(35mm判換算)
- 重量:約616g(バッテリー&メモリーカード含む)
撮影方法
今回の写真撮影は、「カメラにおまかせ」の完全オート撮影
「iA(インテリジェントオート)モード」による写真を紹介していきます。
なんか分かりにくい呼称ではありますが、こちらはフツーの
「AUTO(オート)撮影」となります。
また写真は、近所の公園などで気ままに撮影したつまラン・・いえ、
普通のスナップ写真です。参考程度でご参照ください。
晴天時の運動場
まずは試しに雲一つない青空と運動場を撮影してみました。
DC-FZ85は、20mmという超広角(幅広)レンズによる撮影ができるため、風景や景色の写真撮影にも向いたカメラでもあります。
ただ、肝心の写真は、正直フツー…の描写なのかなと思います。
普通に撮れている写真としか・・
『感じざるを得ません』
あばれる君ね
20mmの超広角で迫力ある写真を撮影できるところが、「FZ85の強み」であると感じます。
冬の青空と木々
完全オートによる写真ですが、「明るさ・色」ともに好ましい描写で写し出されていると思います。
青空の色や写真の明るさに関しては、人それぞれの好みもあると思いますが、個人的には「すこし濃いめ・・?」なのかなと感じます。
色は人によって色彩感覚が変わるところもあるみたいですが・・
個人的にはもう少しさっぱり系の清々しい感じの青空だったら良いのになと思いました。
他メーカーのカメラでは、このような写真になります。
・左写真が「コダック」
・右写真が「ソニー」
となります。
■関連記事:デジカメ高い物と安い物の違いは何?実際に撮影した写真で徹底比較!
「冬の空」と「夏の空」とでは雰囲気も異なるものがありますが・・
ルミックスは少し濃いめであるなと感じました。
ただ、春以降に撮影すると、またイメージもガラリと変わってくる可能性があります。
モヤさまも訪れた土手沿いの道
こちらの写真は、超広角で撮れるのは良いのですが、
「もう少し華やか(パッと目に付く)ように撮れないものかな・・」という感じです。
ガリガリ君の・・いえ、あばれる君の「自分はそうは思いません!」みたいに思われるかも知れませんが、
超広角で迫力ある写真が撮れるのは魅力ありますが、全体の雰囲気がエントリー向けのデジカメと変わらない描写のようにも見えます。
LUMIX DC-FZ85は、高級デジカメではありませんが、
スタンダードな「少し料金高めのカメラ」とも言えるため、もっとキレイに撮れてほしいところでもあるなという感じがしました。
このような写真であれば、スマホで十分・・となってしまうように思います。
スナップ
少し望遠側で撮影した写真ですが、いい感じの描写で写し出されていると思います。
写真のコントラストは個人的には好ましい「硬さ」のため、魅力を感じます。
ちょっと・・ふっ
普通の凡写真しか撮れないとしか感じざるを得ませんねぇ
って、なに偉そうに言ってんの?
いい感じで撮れてるじゃん!バカちんが
失礼しました
完全オート撮影で、これだけ撮影できれば、十分活用できるカメラであると思います。
コメントは個人の見解ですので、参考程度でご参照ください。
高架線と土手沿いの影
高架線の下や土手沿い下の「影」は、そこそこ良い感じで写し出されていると思います。
高架線の写真(左)は全体で見ると、ちょっと暗いなと感じます。
やはり、オート撮影では、「可もなく不可もなㇰ・・あり?」という写真になる傾向が高いように思いました。
反対側の高架線
反対側の「逆光」ではない場所で撮影を行うと、このような描写になりました。
明るめに撮影されていて、とても好ましい写真だなと感じます。
青空の色も良い感じだと思います。
ただ、絞りF2.8(全体をシャープで撮影できない数値)で撮影されるため、
両角のシャープさは不足しています。
一見、問題ないように見えるので(ブログ用サイズ)、別にいいかな~と、感じますが・・
風景や景色の写真としては、ちょっと残念なところを感じます。
「A4~ワイド四つ切」などの大きめのプリントにした際は、両角のボケ感が目立つと思います。
マクロ
マクロ(近接撮影)機能は、逸品でした。
ピントもすんなりと合ってくれるため、ストレスフリーで撮影できます。
マクロのピント合わせがスムーズなカメラは、あらゆるシーンで活用できるところがあるため、旅行などの記念用写真としては扱いやすいカメラであるのは間違いないように思いました。
文字
こちらの写真も「フツー描写」という言葉しか思い当たりません・・
もう少し明るめに撮れたら良いのになという感じはします。
写真撮影に関しては、あらゆるシーンでスムーズ(ピント合わせ)いくため、そこがFZ85の魅力のあるとこであると、
『感じざるを得ません』
逆光
逆光で撮影した写真は、このような描写になりました。
正直、パッとしない写真ではありますが、ピントもすんなりと合ってくれて撮影自体は問題なく撮ることができました。
レンズに反射して起こるフレアとゴーストが、少し目立っているのが残念なところです。
こちらの写真もデジカメとしては、可もなく不可もなくといった感じがします。
逆光気味
逆光気味で撮影した写真はこのような描写となりました。
iA(オート)モードによる撮影ではありますが、逆光気味の写真としてはキレイに写し出されているのかなと思います。
ただ、1万円前後の安価なデジカメの描写とそれほど大きな違いはないようにも感じます。
結局、20mmの超広角で撮影できるところが、FZ85のメリットなのかなと思います。
驚愕の光学60倍ズーム
筑波山
田園風景の奥に見える「筑波山」も光学60倍ズーム(約1200mm)で撮影すると、ここまで拡大して撮影することができました。
こちらの写真は、「三脚」や「一脚」なども使用せずに『手持ち撮影』した写真になります。
この日は、すこし風が強かったのですが、写真はほとんどブレることもなく写し出されています。
超望遠とも言えるズームでしたので、手持ちだと「さすがにブレるだろう・・」と思っていましたが、大きくブレることもなく撮影できました。おどろき…
ただ、すべての写真がブレていないということではありません。
数枚ブリブリ~、いえ、ブレブレ写真あります。
ただ、「全集中!」とまではいきませんが、ある程度集中をして気を付けながら撮影を行うことによって、ほとんどブレることなく撮影することができると感じました。
街
視力が2.0-3.0ぐらい無いと見えない?のではないかと思われる距離の景色でさえも「60倍ズーム」であれば、ここまで写し出すことができました。
ですが、「1200mmの60倍ズーム」ともなると、さすがにカメラを手持ちで撮影を行うというのはシビアな操作が必要になってきます。
- 「バイオハザードRE:2」の迫りくるタイラントから『逃げ去る』程度の操作感
- 「バイオハザードRE:3」の迫りくるネメシスから『逃げ去る』くらいの操作感
- ゾンビのヘッド打ち
これくらいの捜査官・・いえ、操作感で1200mmの超望遠撮影が可能なカメラといえます。
ダサ・・
ここがスゴイ!DC-FZ85
3メートルほど上にある椿の花も、望遠ズームで撮影を行うと、ここまでアップで撮影することができます。
右の写真は、1200mmの最大ズームで撮影していますが、まったくブレることなく写し出すことができました。
他カメラではあまり近くの被写体はピントが合わない傾向がありますが、FZ85は見事にドンピシャで合ってくれます。
他のシーンもすべてピントが合うため、本当にストレスフリーで撮影できるカメラであるなと感じました。
LUMIXの他カメラ(DC-TZ90)も同様でした。
■関連記事:【ルミックス DC-TZ90】デジカメの本音レビュー【オート編】
お散歩中のお姉さん
望遠写真は、風景や景色だけでなく、動いている被写体もちゃんと撮影することができます。
左写真のように激細のペンでチョン!っと、点を書いた程度のシーンでも、右写真のようにこれだけ大きく写し出すことができました。
手持ちでここまでラク~に撮影できるのは嬉しいところだなと感じました。
土手を自転車で走る男性
土手沿いを自転車で走る男性を見かけたので、撮影させていただきました。
自転車は普通の速度という感じでしたが、超望遠でもほとんどブレることなく写し出されています。
まさに「双眼鏡のカメラ」という感じです。
川を走る舟
自転車よりも断然早い「船」でも試してみました。
超望遠で船を追いかけるように「流し撮り」で撮影した写真となりますが、大きくブレることもなくキレイに撮影できました。
撮影した写真は超フツーですが、良いカメラであると思います。
大空を翔る飛行機
超広角で撮影しているため、記事の写真(左)は、ダニ以上の小ささですが、60倍ズームで撮影すると、ここまで大きく撮影することができました。
60倍ズームともなると、ズーム中に飛行機を見失ってしまい、どこにいるのか分からなくなってしまうほどでしたが・・
こういった写真もかんたんに写し出すことができます。
鬼滅の凧揚げ
風でユラユラ~と動き回る「凧(タコ)」も、ドンピシャで合いました。
写真もブレることなくキレイに写し出されています。
こちらの写真も、「全集中」どころか「半集中」程度で撮影した写真です。
単に望遠で撮るだけのかんたん操作で撮影できます。
FZ85の望遠機能は、近くにある被写体も撮影(望遠マクロ)できて、
はるか遠くにある被写体も超望遠で撮影することができる「気滅のカメラ(気を紛らわせずに撮れる)」ストレスフリーなカメラであると感じました。
写真は「喜滅のカメラ(喜び減)」なところもありますが、完全オートでここまで撮影ができれば、使い勝手の良いカメラなのかなと思いました。
おわりに
LUMIX DC-FZ85は、超広角と超望遠撮影を活用される方には、もってこいのカメラであると感じました。
しかし、普通に記念写真を撮る分には、当然のこととも言えますが・・、1万円前後のスタンダードなデジカメで十分であるように思います。
今回の「iAモード(オート撮影)」による写真は、超望遠撮影のみ素晴らしいなと思いました。
少しでも参考になれば幸いです。