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【ファインピクス HS10】11年前のネオ一眼を検証【フリマ】

人差し指を立てている女性のイラスト
・中古の手頃なデジカメを検討中です
・広角~超望遠のカメラを探しています
・一昔前のデジカメって実際大丈夫かな?

 

という人向けの記事です。

 

「フリマアプリ」「ネットオークション」「リサイクルショップ」などでは、

10年ほど前の中古デジカメとなると、2000円~3000円前後で購入できます。

 

多少高価なカメラであっても、1万円前後でほとんどのカメラが購入可能です。

 

さらに安価なものであれば、わずか「ワンコイン~1000円前後」というカメラも多く出品されています。

 

当時は魅力的であったカメラも、現在では

 

・10年前の中古デジカメが・・やっぱり不安

・写真も十分に撮れないでしょ・・

・なんでわざわざ…ワケワカメ

 

のようにダメよダメダメェ~と、一世風靡したお笑いネタのように思われる方も多いと思います。

 

しかし、10年ほど前のデジカメも

「そこそこキレイに撮れていたような・・?」という記憶もあります。

 

なので、「一昔前のデジカメはどんな写真が撮れていたのか」ネタもな…いえ、

シリーズで検証してみることにしました。

 

また、フリマアプリやリユースショップなどで「中古デジカメ」を検討している方にとって少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

今回使用するカメラは、

2010年の11年前に発売されたネオ一眼デジカメの

「FinePix HS10」というカメラになります。

 

価格は、カメラの状態にもよりますが「6000円~8000円前後」で購入できます。

(2021年2月現在)

 

今回は近所の公園などで気ままに撮影したスナップではなく「動物園」などで撮影した写真を紹介していきます。

 

また結論から言うと、FinePix HS10というカメラは、

「記念写真としては十分活用できるカメラ」でした。

 

また写真のコメントは、つぶやき感覚で書いている個人の見解です。

文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。

 

記事は主に『カメラ初心者向け』の内容となります。

 

FinePix HS10について

簡易情報

  • 2010年4月発売
  • 1030万画素
  • 光学30倍ズーム(35mm換算:720mm)
  • 高速連射:最速10コマ/秒
  • 5軸手ブレ補正
  • 重量:636g(バッテリー・カード含まない)

 

ポニーのスナップ

馬の顔アップ

まずは、ポニーに近づいて撮影してみました。

 

こちらの写真・・・、

ぜんぜんキレイに撮れていると思います。

 

11年前(2010年)の「技術バカにすんな」という感じになるかも知れませんが…

現在のデジカメと比較してもまったく遜色ない描写です。

 

「ピント合致」「明るさ・色」にしても、良い感じで写し出されていると思います。

 

別カット

ポニーと七面鳥

違う角度からも撮影してみましたが、明るくてキレイな写真が撮れました。

 

右写真のハトの色そっくりな・・七面鳥?のようなニワトリにも近い何かの鳥(名前を確認せずに撮影しておりました・・)もピントバッチリで撮影することができました。

写真もブレることなく写し出されています。

 

アライグマとペンギンさん

アライグマとペンギン

2010年以降のデジカメは、

「現在のデジカメとほとんど変わらない写真が撮れていた?」

と感じるほど、キレイに撮影することができていたようです。

 

アライグマもペンギンファミリーの光景も明るくキレイに写し出されています。

 

こちらの写真も普段のスナップ用としては、まったく問題ない写真であると・・

「感じざるを得ません」

ホワイトタイガー

こちらの写真もガラス越しでしたが、明るくて好ましい雰囲気の描写で写し出されていると思います。

 

写真の『質』に関しては、やっぱり「デジカメ描写」というのは否めませんが…、

普通に撮影(記念用として)するには、とくに問題ない好ましい写真が撮れていると感じます。

 

動いているトラにもピントバッチリで、ほとんどブレることもなく撮影することができました。

 

いいキャラしてる鳥・ハシビロコウ

顔の長い鳥

ブラックジャックのキャラに出てきそうな「ハシビロコウ」

 

これまでの写真を見る限りでは「FinePix HS10」は、あらゆるシーンで活用できるカメラであると感じます。

 

こちらの写真も「ピントバッチリ&明るさ・色」も良い感じで撮影できました。

 

マクロ(近接)

バラ

白いバラと赤いバラ

マクロ撮影もピントも問題なくキレイに撮影することができます。

 

左写真(白バラ)は、背景の「ボケ具合」がまるでワープしているかのような動きを感じる描写ではありますが…、

主役となるバラの花は好ましく感じる描写で写し出されていると思います。

 

今回の写真は、

左写真:「露出補正+1」

右写真:「露出補正+0.7」

明るく調整した写真となります。

 

また、これまで紹介した写真は、すべて「±0」で撮影しています。

 

カンツバキ

咲き始めと見ごろのカンツバキ

こちらの写真は、まるで「フラッシュ」をたいて撮影したかのような写りになりました。

もう少し明るめに撮影しておくべきでしたが・・

 

フラッシュは使用しないで、「露出補正±0」で撮影した写真ですが、そこそこの写真を撮影することができました。

 

モミジの葉

陽に照らされた1枚のモミジの葉っぱ

陽に照らされて輝く「モミジの葉」もピントバッチリで綺麗な描写で写し出すことができました。

 

「葉っぱのスジ」もしっかりと写し出されています。

(ブログの小さいサイズでは分かりづらくすみません)

 

マクロ撮影にも強いカメラであるのが分かります。

 

望遠ズーム

ペンギンの顔アップ

「FinePix HS10=望遠撮影」に適しているカメラと言っても過言ではないかと思います。

 

光学30倍ズーム(35mm換算:720mm)で、「ペンギンの顔アップ」を撮影してみましたが、ピントもバッチリで明るくキレイに撮ることができました。

 

写真は手持ちで撮影していますが、「写真ブレ」もなく写し出されています。

 

一眼レフカメラで、720mmの超望遠レンズで撮影するとなると、

「大きくて重たいレンズ+一眼レフカメラ」になってしまいますが、HS10のような手軽に持ち運べるデジカメ(ネオ一眼/レンズ一体型)で撮影できるというのは、本当に手軽で有難いことだなとつくづく感じました。

 

ピント合わせ

のんびり泳いでいるペンギン

のんびり泳いでいるペンギン

少し難しい条件下による「ピント合わせ」にも挑戦してみましたが、

とくに問題なくペンギンさんの顔にすんなりスルッとピント合致できました。

 

「2010年のデジカメ=現在のデジカメとほとんど変わらないピント精度」

と言っても過言ではないように思います。

 

逆光

陽に照らされて輝くイチョウとラクダ

逆光撮影には「めちゃ弱い」と言えそうです。

 

逆光で撮影を行うと、レンズの反射によって起こる「ゴースト(写真に現れるムラ)」が大きく目立ってしまいます。

 

やはり、安価なレンズ・・というのは否めません。

 

別カット

逆光で撮影したポニーの顔

ポニーも逆光で撮影すると、まるでダイヤの「スクエアエメラルド」のような形が

モヤモヤっと大量発生してきます。

 

逆光ではないスナップ写真では良い感じで撮れていたにもかかわらず、逆光となると、2000年初期のデジカメを思い出させるような描写になりました。

 

関連記事

【カメラ】2002-2004年のデジカメ写真は「今」とどう変わったのか?【検証】

 

観覧車と五重塔

暗所部分は、ちょっと「暗い写り・・」と言えそうです。

 

ただ、ダイナミックレンジを調整することによってもう少し明るく撮影できるかも知れません。

 

写真は「ダイナミックレンジ・初期設定」で撮影しています。

 

別カット

こちらの写真も全体が暗めです。

 

やはり一昔前のデジカメは、現在のデジカメと比較すると、暗所の「黒つぶれ」が強めであるように感じます。

 

写真は「露出補正±0」のテキㇳ・・いえ、普通に撮影したため、暗い写真になっている影響も考えられます。

 

露出補正を「+0.7~1」程度まで上げて撮影を行えば(当たり前すぎる内容ですが)、もっと明るい写真が撮影できます。

 

あえて暗めで撮影しておくのもアリ

公園を歩くベビーカーを押す家族

さきほどの「露出補正±0」のくら~い写真もレタッチ(写真編集)で、生まれ変わらせることができます。

 

写真は明るく撮りすぎてしまうと、写真補正(編集)で暗めに調整したとしても

「不自然になる・少し無理がある」状態になってしまいます。

 

なので、あえて「はじめから暗い写真として撮影」しておいて、

後のレタッチで明るく補正して仕上げていく方法も一つの手です。

ライオンを見る女の子

写真編集をしない場合は、はじめから

・露出補正

・ISO感度

・ダイナミックレンジ

などを調整しながら自分好みの写真になるよう撮影していく必要がありますが、

写真編集が可能な場合は、編集前提の写真撮影をあらかじめしておいて、

「自分好みの写真に調整して仕上げる」というのも一つの手であると思います。

地面に鼻をつけているポニー

写真は、

「明るく撮影=シャッタースピードが遅くなる=ブレる」

または

「ISO感度を上げる=写真にギザギザ感が現れる」

 

といった制限みたいなものが出てきます。

 

また一昔前のデジカメは、現在のデジカメと比べると「ISO感度」の精度が悪かったこともあり、ISO800 ~以降ともなると、見るに堪えないギザギザ&パチパチ感が写真全体に現れてしまいます。

 

こちらの写真も「補正後」の写真のように、はじめから

「明るく撮影したら良いだけじゃない?」

と思われるかも知れませんが、そうすると、写真がブレたり、感度を上げなくてはいけなくなるため、写真に粗さが現れてくる可能性があります。

 

なので、一昔前のデジカメは、あえて暗めで撮影して、後の写真編集で調整していく

方法も一つの手としてオススメです。

 

ロケ
写真のブレには注意です

 

ミナのイラスト
ミンナ
そ。
やっぱ超めんどくさいねー
アイエスオーとか何?って感じ
やっぱ私はスマホかな~
貴様は?

 

ロケ
きさぁ~まっ⁉
って何回やらす
ちなみに「ISO=イソ」と呼びます

 

10年前のデジカメもキレイな写真が撮れていましたが、「逆光」や「暗所」の撮影に関してはかなり弱いと言えそうです。

 

おわりに

「FinePix HS10」で撮影した写真は、現在のデジカメ(エントリー向け)と比較しても、ほとんど大差ないように思いました。

 

風景や花、いきもの、スナップなどの写真も比較的キレイに撮影されていると感じます。

ただ、逆光に関しては、あまりにも多くのゴーストが発生するため、晴天の日は何かと困ることになるなと思いました。

 

一番良いなと感じたところは、ピント精度の高さでした。

あらゆるシーンで対応できるのは間違いないように思います。

 

旅行や普段の記念写真としての用途としては、十分活用できるカメラであると感じました。

少しでも参考になれば幸いです。