・中古カメラって実際どうなの?
・どんな写真撮れるのか知りたいな
という人向けの記事です。
フリマやオークション、リサイクルショップなどでは、10年ほど前の中古デジカメ
(主にエントリー用)となると、約2,000円~5,000円前後で購入できます。
「10年前の中古デジカメェ?・・スマホで十分でしょ!」
「カメラの耐久性も心配・・」
「そんなわざわざ…必要ないかな」
と、ダメよ…ダメダメェ~!と一世風靡したネタのように思われる方も多いと思います。
しかし、10年前のデジカメも「キレイに撮れていたような・・?」という記憶もあります。
なので、「一昔前のデジカメはどんな写真が撮れるのか」シリーズで検証してみることにしました。
また、リサイクルショップやフリマアプリなどで「中古デジカメ」を検討している方にとって少しでも参考になれば、と思っています。
今回、フリマアプリやオークションで、2000~3000円前後で出品されているデジカメを、ランダムに選んで実際に購入してみました。
今回購入したのは、2012年の9年前に発売されたデジタルカメラ
「FUJIFILM FinePix JX700」というカメラになります。
今回もふつうに(何気なく)撮影すると「このような写真が撮れる」を意識したスナップ写真を紹介しています。
近所の公園などで気ままに撮影した簡単スナップになります。
また結論から言うと「FinePix JX700」は、
「・・ナゼこうなる?スマホで十分…」と感じるカメラでした。
また写真のコメントは、つぶやき感覚で書いている個人の見解です。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
FinePix JX700について
■簡易情報
- 2012年2月発売
- 1600万画素
- 広角26mm(35mm換算)
- 光学5倍ズームレンズ
- 電子手ブレ補正
- 重量:117g(バッテリー、メモリーカード含む)
撮影方法
・オート撮影
JX700は基本「オート撮影」のみで撮影を行う仕様となっています。
また、露出補正やISO感度の調整、ホワイトバランス等の設定も可能です。
梅の木々
まずはじめに見ごろを迎えた「梅の花」をスナップしてみました。
何も調整をせずに撮影した写真となりますが、とくに問題のない明るくて好ましい雰囲気のイメージで写し出すことができました。
左写真は、全体の「色」の暖かみが強く、少し不自然な感じにも見えますが・・、
さほど問題のないそこそこキレイな写真が撮影されているように思います。
右写真の「紅梅と青空」の写真も、好ましく感じる描写で写し出されています。
別カット
こちらの写真は、青空の色が強調されすぎていて・・というよりもすべては
「人それぞれの好み」であると思いますが…
個人的には色鮮やかで明るさもちょうど良い感じでキレイに写し出されていると感じます。
JX700の「鮮やか&明るい」写真というのは、ネイチャーフォトに合うように思いました。
池と湖
まるで湖池屋を思い出すような組み合わせ写真となりましたが・・
こちらの写真も「明るさ・色」ともにキレイな描写で写し出されています。
普段の記念用写真として撮影する分には、まったく問題ない描写であると思います。
公園風景
「えっ⁈」「んっ⁈」と突如、「満塁ホームランで逆転負け」といえる展開を感じさせる写真が撮れました・・
まるでツイッターで一時騒がした「きさらぎ駅」の世界(パラレルワールド)へまっしぐらと言えるような写真です。
左写真の一本道の写真も暗所の箇所が暗めでありながら、写真全体の色もオレンジ系が強い(ホワイトバランス高め)といったような描写です。
右写真の青空もまるで絵の具で描いたような色にも見えます。
突如、まるでアートフィルターで撮影したかのような写真になりました。
竹林
写真(右)は、最初モニターで確認した際に「何だコレ?」ミステリーと、目が点になりました。
左写真はとくに問題ない自然な描写で撮影されていますが、右写真は、まるで15年前の「ザ・デジカメ写真」といえる描写になりました。
■2005年のデジタルカメラで撮影した写真
関連記事:【ワンコイン】中古デジカメをスナップ検証【実例あり】
正直、2005年のデジカメ写真のほうがキレイに撮れているのかも知れません。
やはりデジカメでさほどキレイな写真が撮影できないからこそ
「デジカメ➡スマホカメラ」で十分となっていくのだろうなと感じました。
マクロ
白梅の花
マクロ撮影もとくに問題のない良い感じの写真を撮影することができました。
しかし、「本当にそ~なのかなぁ~?」といえるエレジーな感じでした…
・不安定なピント合致
マクロ撮影は、とにかく「ピントがなかなか合わない」傾向があります。
こんな簡単な花の撮影でもピントが右往左往してしまいます。
マクロモードは少し距離を空けて撮影していかなければ、ピントが合わないようです。
何度もピント合致するまで挑戦するほかないように感じました。
また背景の青空(色)もまるでゲームの「魔界村」のようです・・
約20年前(2001年)のデジカメ写真と同じような写りにも見えます。
・20年前のデジカメ写真
関連記事:【カメラ】1998-2001年のデジカメ写真は「今」とこんなに違う【検証】
貴様とね
もう古いよそのネタは…
毎回、不安定な描写になる傾向が高く、ピント合致も不安定なデジカメであると・・
『感じざるを得ません』
望遠ズーム
望遠ズームも何とか撮影することができます。
しかし、広角と望遠側では青空の色が極端に違っているのが気になります。
また、望遠ズームもとにかく「ブレやすい」です。
望遠ズームも三脚または一脚を使用しながら撮影していかなければ、「ブレた写真ばかりになる・・?」のではと感じます。
望遠撮影もマクロ撮影同様に何度も挑戦して撮影していくほかないように思いました。
おわりに
FinePix JX700は、毎回撮影される内容がまるっと変わるため、まるで「ビックリ箱」や「ジキルとハイド」のようなカメラというものを感じました。
クリアでナチュラルな写真が撮影できたかと思いきや、突如、いきなりの急展開となり、まるで「絵の具で描いたような写真」が撮れたり・・と、
本当にフタを開けて見なければ分からないドッキリ箱のようなカメラでした。
また「ピント精度」や「写真ブレ」なども多く発生するため、正直かなり使いづらいカメラであると…『感じざるを得ません』
少しでも参考になれば幸いです。