・中古カメラって実際大丈夫?
・どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
フリマやオークション、リサイクルショップなどでは、6, 7年ほど前の中古デジカメ
(エントリー向け)となると、2,000円~5,000円前後で購入できます。
「6, 7年前の中古デジカメ…?ならスマホで十分かな」
「写真の画質心配・・」
「そんなわざわざ…いらんわ」
と、ダメよ…ダメダメェ~!と一世風靡したネタのように思われる方も多いと思います。
しかし、10年前のデジカメも「なかなかキレイに撮れていたような・・?」という記憶もあります。
なので、「6, 7年前のデジカメはどんな写真が撮れるのか」シリーズで検証してみることにしました。
また、リサイクルショップやフリマアプリなどで「中古デジカメ」を検討している方にとって少しでも参考になれば、と思っています。
今回、フリマアプリやオークションで、2000~3000円前後で出品されているデジカメを、ランダムに選んで実際に購入してみました。
今回購入したのは、2014年の7年前に発売されたデジタルカメラ
「FUJIFILM FinePix AX660」というカメラになります。
今回も普通に何気なく撮影すると「このような写真が撮れる」を意識したスナップ写真を紹介しています。
近所の公園などで気ままに撮影した見本写真となります。
また結論から言うと「FinePix AX660」は、
「やっぱりスマホで十分かも・・と言えるカメラ」でした。
また写真のコメントは、つぶやき感覚で書いている個人の見解です。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
FINEPIX AX660について
■簡易情報
- 2014年4月発売
- 1,400万画素
- 光学ズーム5倍
- 手ブレ補正機構
撮影方法
AX660は基本「オート撮影」のみとなります。
露出補正やISO感度、ホワイトバランス等の設定も可能です。
見ごろの梅
まずはじめに見ごろを迎えていた梅の花を撮影してみました。
何も調整をしていない写真となりますが、明るくて好ましい雰囲気のイメージで写し出されていると思います。
多少花々が明るすぎる面もありますが、普段の記念用写真としては、とくに問題ない描写であると感じます。
ピントも簡単に合致して、写真ブレも起きなく撮影することができました。
池と竹林
まったく問題なく「キレイに撮れている」といった感じです。
こちらの写真も、明るさ・色ともに良い感じで写し出されていると思います。
カメラを起動して2,3秒でテキト・・いえ、普通にシャッターを押して撮影しただけの簡単な写真ではありますが、ピント合致も速く、写真ブレも起きなく写し出すことができました。
これだけの写真が撮れれば、普段の旅行や記念写真としては、十分活用できそうです。
滝のモニュメント
林に囲まれた少し薄暗い場所での撮影でしたが、こちらの写真も明るさや写真のブレなども問題なく写し出されています。
ピント合わせなどもスムーズに合致して撮れるところがあるため、ストレスフリーで撮影することができました。
マクロ(近接撮影)
梅の花
マクロ(近接)モードもとくに問題なくキレイに撮影することができます。
小さい梅の花にもピントバッチリで撮影することができました。
ピント精度に関しては、風景や花(マクロ)にしてもまったく問題なく撮影できるように思います。
しかし、AX660は手軽に撮影できる反面、写真全体の「色」が毎回異なる傾向があるようです。
色違いが強い
上記の写真も左と右写真では、まったくと言っても良いほど、色が異なっています。
オートによる自動判断のため、仕方のない面もありますが、頻繁に色の違いが表れてくるところもあるため、これに関しては残念なところであるなと感じました。
別カット
こちらの写真のようにまったく異なる色として写し出されてしまう傾向があります。
まるで、別メーカーのカメラと比較したかのように異なっています。
下手で曖昧なとこがそっくり!
って、おい~
・・・本当に私のブログと似たり寄ったりなところがあります。
スイセン
チラホラと咲いていたスイセンの花もピントバッチリ&スムーズに撮影することができました。
色の違いも発生することなく、良い感じで撮影されています。
2014年のデジカメともなると「現在のデジカメとさほど変わらない」描写で写し出されると言っても過言ではないように思います。
一本道とコブハクチョウ
正直、あまりパッとしない写真とも言えますが、普段の記念用写真としての用途としては、普通にキレイな写真が撮れるカメラであると言っても良いのかなと思います。
このようなスナップ写真も「オート任せ」ではなく、やはりシーンによっては少し明るさを加えながら撮影していく必要があります。
露出補正で明るく撮影
FINEPIX AX660の露出補正で明るく撮影すると、大体このような仕上がりになります。
AX660は、露出補正「+0.7」前後が比較的ちょうど良い明るさの写真が撮れるように感じました。
逆光気味
逆光気味の場合は、露出補正+1~がちょうど良い感じです。
しかし、正面からの強い「逆光」は、キレイには撮れないと言ってもいいみたいです。
このような逆光シーンでは、「露出補正」や「ISO感度」で明るく調整しながら撮影したとしても、ほぼパッとしない写真になると言っても過言ではありません。
なので、強い逆光は「難しい」と言えそうです。
望遠ズーム
望遠撮影もとくに問題なく撮影できました。
広角では何が写っているのか分からないほどですが、望遠撮影により、遠くに見える街並みの面影がハッキリと見えてきました。
別カット
コブハクチョウの小さな顔も問題なくピント合致して撮影できました。
普段から望遠で撮影を行う予定がない方は「光学5倍ズーム」もあれば特に支障はないように感じます。
青空を翔るように飛んでいる飛行機雲もピントバッチリで撮影できました。
比較的安価なエントリー向けデジカメの場合、このようなシーンはなかなかピントが合いずらいものではありますが、AX660は1回でラクに合致できました。
ココがデメリット
望遠撮影は、ピントバッチリで撮影できますが、とにかくブレが発生しやすいカメラでした。
また、写真がブレているのかどうかが分かりにくいところ(感触)があるため、後から「撮れていなかった・・」となる可能性もあるなと感じました。
なので、望遠撮影の際は、撮影する度に液晶画面で「拡大チェック」していく必要がありそうです。
パノラマ
パノラマもしっかりとした写真が撮影できました。
パノラマ撮影は、とても分かりやすい案内で撮影ができるため、カンタンに撮影できます。
ただ、めちゃ暗いです・・
これでは撮影しても意味がない・・と言えるほどの暗い写真です。
またパノラマモードは露出補正などで調整しながら「撮影はできない」ようになっています。
このような写真は、やはりフォトショップなどの「写真編集ソフト」で補正していくのがおすすめです。
フォトショップで明るく補正
スマホの時代にデジカメで撮る方は、かなり少ない・・?と思いますが…
当たり前の内容かも知れませんが、このようにいくらでも明るく調整して仕上げることができます。
またスマホで撮影した写真も、パソコンの「写真編集ソフト」を利用したほうが多種多様で活用していけるのは間違いないように思います。
おわりに
FinePix AX660は、7年前に発売されたデジカメですが、通常撮影ではとくに問題なくキレイな写真が撮影できるカメラであると思いました。
ただ、望遠時の写真ブレや同じシーンの「写真全体の色違い」などが激しいところがあり、写真全体も暗い仕上がりなることもあるため、何かと調整が必要なカメラであると感じました。
FinePix AXシリーズは、「単三電池」で使用できるため、旅行の際などには便利なのかも知れません。
少しでも参考になれば幸いです。