・どんな感じで違うのか知りたいです
という人向けの記事です。
今回は、「ミラーレス一眼レフカメラ」と「デジタルカメラ」の比較写真を紹介していきます。
今回使用するカメラは、
- ミラーレス一眼:OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III EZ
(レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6) - デジタルカメラ:SONY サイバーショット DSC-RX100M3
こちらの【2機種】のカメラで比較検証していきます。
本記事を参考にすれば、ミラーレス一眼とデジカメ写真の『違い / 特徴』などが明確になる可能性が高まります。
ただ、比較検証と言いましても数あるカメラから上記2機種を選択して比較した検証となります。
当然、選択するカメラによっては大きく異なるイメージ(描写)として写し出されます。
なので、今回も参考程度でご参照ください。
・エントリー向けの人気ミラーレス一眼と、5年間トップ10入りしている
高評価デジカメによる比較検証
・「完全オート撮影」による写真比較
・カメラ初心者向けの内容となります
✔記事の信頼性
実際にカメラを購入して撮影した「オリジナルフォト」を使用しています。
撮影方法
今回は、「完全オート」で撮影した写真を紹介していきます。
カメラがすべてを判断する完全オートで「どのような写真が撮影できるのか?」を検証する内容となっています。
オレンジ色のコイがいる池
これから紹介する2画面の写真は、
- 左:ミラーレス一眼「OM-D E-M10 Mark III」
- 右:デジタルカメラ「Cyber-shot DSC-RX100M3」
となります。
まずはコイが泳いでいる池からパシャリ!
比較すると一目瞭然かと思いますが、
ミラーレス一眼レフ:「鮮やか」
|
デジカメ:「ナチュラル」
|
な描写となりました。
ミラーレス一眼は、とくに池の色が「鮮やか / 濃いめ」に描写されています。
デジカメ写真は、実際の目で見た光景に近い描写で写し出されている感があります。
公園の小さな滝
- ミラーレス一眼:少し鮮やか
- デジカメ:ナチュラルorニュートラル
といった「違い」が見えます。
E-M10M3によるオート撮影では、100M3と比較すると、「ホワイトバランス」が少し高めに写し出される傾向があるみたいです。
ベンチのある道
こちらの写真も「鮮やか&ナチュラル」といった雰囲気の写真になりました。
2枚を比較すると、道路に生えているコケの色がぜんぜん違います。
人それぞれの好みもありますが、「コケの色」で比較すると、
・E-M10M3=フェイクカラー(偽色っぽい)
・100M3=ナチュラル
といったような「違い」を感じます。
テーブルとイス
この写真では極端に明るさの違う写真になりました。
ミラーレス一眼は全体が明るめに写し出されています。
その反面、デジカメは全体が少し暗めです。
とくに影になっている箇所に咲いているアジサイ周辺の明暗差がまったく違います。
やはり明るく撮影できる「ミラーレス一眼」が好ましい描写であるなと感じます。
イスにとまったトンボ
トンボをアップ(マクロ)気味で撮影
この写真も全体の明るさと色、背景のボケ具合が大きく異なる結果となりました。
ミラーレス一眼は、全体が明るく撮影されていて、「背景のボケ感」も良い感じに描写されています。
一方のデジカメは、全体が少し暗めで背景のボケ感もミラーレスと比較すると、
「浅い(少しゴチャゴチャしてる)」感じです。
すべて「オート」による撮影ですが、レンズキット付属の比較的安価なミラーレス用レンズでも、ミラーレス一眼のほうが「ボケ感」でも上回っているのが分かります。
白い花と青空
「花と青空」を入れてパシャリとスナップ
写真を比較すると、青空の色がぜんぜん違っていました。
青空の写真ではミラーレス一眼のE-M10M3が「ナチュラル」に見えます。
一方、デジカメの青空はどこか偽物っぽい感じを受けます。
オリンパスは、Nikonカメラの「青空」と近いものがあるようです。
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やはりメーカーによって、まったく違うイメージとして写し出されるのだなと痛感します。
青空と雲
さきほどの「白い花と青空」の写真とは打って変わり、2枚ともまったく異なる描写で写し出されてしまいました・・
正直、この写真では2枚とも色が変…、違和感しか感じません。
ぜんぜん青空っぽくないかな・・
まるで絵画だね!
・・と、オート撮影はいかに不安定なのかが分かります。
赤い実
E-M10M3は、明るくて理想的な描写で写し出されています。
一方のデジカメは「ナチュラル」な描写です。
好みの問題もありますが、デジカメと比較するとミラーレス一眼の写真は明るくて「華」があるように感じます。
緑
クローバー
緑の道
広場
芝生
「緑」が中心の写真を紹介しましたが、どの写真も
・ミラーレス=鮮やか
・デジカメ=ナチュラル
な描写で写し出されています。
写真の「明るさ・色」などは人それぞれの好みもありますので、どちらが良いとは断言できないところもありますが、「自然」の写真に関しては、どちらかといえば、華やかなミラーレス一眼のほうが映えるなと感じます。
ただ、「広場」と「芝生」の写真は、全体の色が「鮮やか」すぎてかなり不自然に見えます。
鮮やかな写真は、シーンによっては「合う・合わない」が出てくるため注意が必要だと感じます。
竹林
太陽が雲に隠れ気味だったため、少し暗所による撮影でしたが、ミラーレス一眼は
デジカメよりも明るく鮮やかに撮影されています。
手振れ補正もミラーレス一眼のほうが「かなり強め」であるように感じます。
ミラーレス一眼は、フォトイメージも「鮮やか」で好ましい描写であると思います。
木にくっ付くセミの抜け殻
OM-D E-M10M3は、これまで撮影してきた写真はどれも「鮮やか」だったこともあり、
オート撮影=「鮮やか~ビビッド」で撮影されるカメラ
であると、断定しても良いのかなと感じます。
また写真全体に「黄色系・ケルビン」が高めにでる傾向があるようです。
庭園風景
E-M10M3の写真は、デジカメと比較するとホワイトバランスが約300-500Kほど違う?のかなと感じるほど温かみの高い色(ワーム)寄りの描写です。
デジカメははこの写真でも目で見た光景に近い「ナチュラル」な描写で写し出されています。
花
スイレン
花鉢
アジサイ
ラベンダー
オレンジのユリ
スイレン、アジサイ、ヒマワリ、ユリともに
- ミラーレス一眼 ⇒ 明るめ / 鮮やか / 強めの背景ボケ / シャープ
- デジカメ ⇒ シーンによって暗め / ナチュラル / 弱めの背景ボケ
として撮影されています。
必ずこのように撮影されると断定しても良いように感じます。
小さめのヒマワリ
こちらのヒマワリ写真も見たまんまですが・・
・ミラーレス一眼=華やか
・デジカメ=ドンヨリ
数年、愛機として使用しているデジカメ「100M3」・・
しかし、100M3の写真は、もっとも「理想としない描写」で写し出されています。
見たことないけど
・・・じゃない!
それもちょっと言い過ぎでしょ
実際見たことないんだし
白い花
E-M10M3は、単体のカメラレビューでも紹介しましたが、とにかく白い被写体に対しては明るく撮影されてしまう傾向があるようです。
・・いえ、カメラだなと感じます
だから余計人気ないブログ止まりなんだよ
・・と、今回もトホホな記事だった感じもしますが、何かしらで参考になれば幸いです。
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まとめ
今回、2機種のカメラで写真を比較した結果、
・鮮やかな写真撮影=「OM-D E-M10 Mark III EZ」
・ナチュラルな写真撮影=「Cyber-Shot DSC-RX100M3」
このようなシーンに適しているカメラであると感じました。
ただ、今回の検証は「完全オート」による撮影です。
「プログラムオート」や「絞り優先モード」などを使用して、明るさ・色などのフォトイメージなどを調整していくことによって、理想通りの写真撮影ができる可能性は高まります。
しかし、カメラ性能の土台はさほど変わらないため、撮影できる内容は「絞り優先モード」でも「マニュアル」による撮影でも、同じような結果(イメージ)になるケースが多々あるように感じます。
なので、今回の「比較写真」と近い結果として写し出される傾向も高いということを念頭に置いていただいても良いように思います。
少しでも参考になれば幸いです。