・5万円前後で購入できる「ミラーレス一眼」ってどんな写真撮れるの?
・普段どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
前回は、「OM-D E-M10 Mark III」の完全オート撮影による写真を紹介しましたが、
今回は「絞り優先&マニュアル」で撮影した写真を紹介していきます。
今回も使用するカメラ・機材は、前回同様の
- オリンパス OM-D E-M10 MarkIII EZダブルズームキット
を使用しています。
写真は人それぞれ明るさ・色等の好みもあるため、「普通に撮る写真撮影」を意識しています。
写真コメントも、あくまで個人的な見解です。
参考程度でご参照ください。
・動画紹介
✔記事の信頼性
OM-D E-M10 MarkIII EZダブルズームキットを使用して撮影した「オリジナルフォト」を紹介しています。
使用レンズ
・キット付属
- 標準レンズ:14-42mm F3.5-5.6
- 望遠レンズ:40-150mm F4.0-5.6
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標準レンズ紹介
■35mm換算:28-84mm相当
レンズキット「標準レンズ」の重量はわずか93g。
かなりマイクロなレンズであるのが、お分かりいただけるかと思います。
一眼レフ(フルサイズ用)の標準レンズ「24-70mm(NIKON)」と比較してみると、
これだけ大きさが違います。
- ミラーレス一眼用レンズ:93g
- フルサイズ用レンズ:1070g
重量は10倍以上も違います。
一眼レフ用のレンズと比較すると、身体への負担がいかに軽減されるかお分かりいただけると思います。
今回も近所の公園で、いろいろ撮影検証(かんたん写真ですが…)してきましたので、参考程度にご参照ください。
絞り優先モード
赤いスイレン
■撮影データ:f5.6,1/250秒、ISO200, 露出補正±0, WB「曇り」
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小雨が降る中、「絞りf5.6, 感度200, 露出補正±0」で撮影してみました。
ポタポタと雨が降りしきっていたため、そろりそろり…と撮影。
そんな中でも、E-M10の強力な「手振れ補正」のおかげでブレることなくピントもばっちりで撮影できました。
しかし、「完全オート」同様に少し明るめに撮影されてしまう傾向があるみたいです。
白のスイレン
撮影データ:f5.6, 1/320秒, ISO200, 露出補正±0, WB「曇り」
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赤いスイレンと同条件の「絞り数値とISO感度」で撮影していますが、白いスイレン(被写体)となると、なぜだか明るさが飛びっ飛び満点の写真となりました。
全体が明るすぎて、花びらの輪郭も分からないほど明るく描写されています。
この写真を見たときに、白の被写体は明るく飛んでいく傾向が強いカメラであるなと感じました。
これはちょっと残念です…
「白」が際立つ写真には合いそうです。
見ごろ過ぎのアジサイ
■撮影データ:f3.5,1/160秒,ISO200
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見ごろ過ぎのアジサイでしたが、「標準レンズ」でもキレイな近接撮影ができました。
背景のボケ具合も良い感じです。
あの小さなレンズでここまで撮影できれば十分な気がします。
見ごろの青アジサイ
目で見たままの明るくて好ましい雰囲気の写真を撮影できました。
撮影をしていて感じたのは、容易に合点する
「ピント合わせ(オート)&強力な手振れ補正」を備えたカメラであるなということでした。
本当に誰もが手軽に撮影できるカメラであるように感じます。
レンズキットでこれだけ撮影できれば、旅先でも十分活用できそうです。
マニュアル撮影
景色を眺めるカメ
■撮影データ:f5.6,1/160秒,ISO200
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安定した写真撮影が可能な「マニュアル撮影」
E-M10M3もとてもダイアル操作がしやすいカメラのため、かんたんに「マニュアル操作」が可能でした。
・42mm最大ズーム(35mm換算:84mm)
望遠側でも容易に撮影可能です。
普段の『記録用(スナップ・旅行)』としての撮影であれば、「E-M10M3」で十分活用できるのは間違いなしです。
望遠レンズ
■35mm換算:80-300mm相当
望遠レンズも「フルサイズ用」の70-200mm(NIKON)と比較してみると…
これだけ違います。
ボクシングで例えると、一番小さい「ミニマム級」と「ヘビー級」くらいの差ですかね。
WWEだと「ブラウン・ストローマン」と「レイ・ミステリオ」という感じです。
・・また持ち運びに対する身体への負担やカメラの扱いやすさなども大きく違ってくるのが、写真を見ただけでもお分かりいただけると思います。
絞り優先モード(望遠レンズ撮影)
梅雨の季節に咲くひまわり
■撮影データ:f5.6, 1/250秒, ISO200, 露出補正+0.7, WB「曇り」
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露出補正+0.7にして少し明るめに撮影。
300mm相当の最大ズームで撮影した写真ですが、ピントもブレもまったくなく撮影できました。
ひまわりの花粉を取るのに必死のミツバチもガッチリと捉えています。
ミツバチもせっせと動き回っていましたが、まるで死んで・・いえ、静止しているかのように撮影されています。
トンボとにらめっこ
■撮影データ:f5.6, 1/125秒, ISO200, 露出補正±0, WB「曇り」
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逃げないトンボがいたので、にらめっこしてみました。
小雨だったため、ササっと撮影。もう少し明るく撮れば良かったです…
この写真も「300mm相当」の最大ズームで撮影しましたが、トンボの小さい頭にもピントはジャストフィットでした。
写真を大幅にトリミング(拡大)しても問題ない描写です。
苦手な方は、サッと下までスルーしてください。
・拡大写真
小さいレンズでもあなどれない描写力!
E-M10M3のタッチパネルでトンボの「頭」に持って行き「半押し」すれば、すんなりとピントが合ってくれます。
デジタルカメラでは望遠300mmによる撮影は、「機種限定&あまりキレイに撮れない」傾向がありますが、ミラーレス一眼であれば容易に写真撮影が可能になります。
タッチパネルで「かんたんピント合わせ⇒写真撮影」可能なカメラは、ファインダー越し限定で撮影するカメラよりも調整がしやすくて理想通りの写真が「撮れやすくなる」と感じます。
白スイレン
■撮影データ:f5.6, 1/500秒, ISO200, 露出補正-0.3
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少し暗めに撮影してみましたが、やはり「白系」は少し明るめに撮影されるようです。
赤スイレン
■撮影データ:f5.6, 1/160秒, ISO200, 露出補正-0.3
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少し飛び気味(明るい)ですが、白以外の被写体は、比較的問題なく撮れるように思います。
OM-D E-M10M3は、
- ピントばっちり(精度高め)
- 写真ブレ無し(強力な手振れ補正機能)
- バリアングルフリー(モニターの可動域が広い)
- 約410gの軽量カメラ(充電池・SDメカード含む)
まだ使い始めて間もないですが、様々なシーンで、重宝できそうなカメラであると感じます。
またミラーレス一眼としては、安価で買える点も魅力です。
動画
おわりに
OLYMPUS「OM-D E-M10 MarkIII EZ」は、
- ピント合わせ
- 手振れ補正
- カメラ操作(ダイアル合わせ)
などすべてにおいて使い勝手の良いカメラであると感じます。
一番肝心な「写真」の描写力も普段のスナップや旅行写真であれば、とくに問題なく撮影できるカメラであると感じました。
28-300mm相当(35mm換算)のダブルズームキット(レンズ2本付)で、5万円前後で買える(最安値 / 2020年7月15日現在)というところがまた魅力であるように思います。
少しでも参考になれば幸いです。