・一昔前のデジカメって実際どうなの?
・どんな写真が撮れるか知りたいです
という人向けの記事です。
リサイクルショップやフリマなどでは、10年ほど前の中古デジカメとなると、
2000~3000円前後で購入できます。
安価なものであれば、1000円前後で購入できるものもあります。
「いや…10年以上前のデジカメって、買う価値ある?」
「そんな良い写真撮れないでしょ?」
と、思われる方も多いと思います。
なので、「一昔前のデジカメはどんな写真が撮れていたのか」検証してみることにしました。
また、リユースショップやフリマアプリなどで「中古デジカメ」を検討している方の参考になれば幸いに思っています。
今回、平均3000円前後で販売(または出品)されている中古デジカメを実際に購入して検証してみました。
今回購入したカメラは、2009年の11年前に発売された富士フィルムのデジカメ
「FUJIFILM FinePix F200EXR」になります。
今回も完全オートで撮影を行うと「このような写真が撮れる」を意識した写真を紹介しています。
写真は、近所の公園などで気ままに撮影したつまんな・・いえ、
ごく普通のスナップ写真です
結論から言うと、FinePix F200EXRは、
「良し悪しのあるなんとか使用できるカメラ」でした。
(11年前のデジカメですので、当然と言えるかも知れませんが・・)
また写真のコメントは、つぶやき感覚で書いている個人の見解です。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
FINEPIX F200EXRについて
- 2009年発売
- 1200万画素
- 光学式5倍ズームレンズ
- 「人間の眼」のメカニズムに近づけたCCD
- 重量:約194g(バッテリー、メモリーカードあり)
土手沿い
土手沿いの景色を撮影してみました。
写真はオートによる撮影となりますが、現在のデジカメとほとんど変わらない描写で写し出されているように思います。
カメラの起動後、サッと撮影しただけの写真ですが、これだけ撮影できれば記念写真としては、まったく問題ないように感じます。
青空も自然な色が出ていて好ましい描写であると思います。
運動場のフィールド
こちらの写真も、明るさ・色ともにキレイに撮影できました。
もう少し前に行って、緑の芝生をメインに撮影すれば良かったですが・・
今店頭に並んでいる最新のデジカメで撮影したと言っても分からないのでは?と思うほど好ましい雰囲気の写真が撮れていると思います。
青空(色)も自然な描写です。
高架線
こちらの写真も、明るさ・色ともにキレイに撮れました。
太陽の位置(順光・逆光など)が、ちょうど撮影に適した場所であると、良い感じの写真が撮影できるようです。
このような写真が撮れるのであれば、11年前のデジカメでもまったく問題ないように思います。
スナップ①
こちらの写真は、少し暗い感じになりました。
「オート撮影」では、とくに影になっている箇所が「暗め」です。
暗所の再現性に弱いのが分かります。
スナップ➁
こちらの写真では、青空が両極端な描写となりました。
少し撮影する場所(角度)が変わっただけで、青空の色が極端に変わっています。
青空がメインではない構図の場合、空の色は「ディープブルー」になってしまう傾向があるようです。
急にこのような描写になるのが、デジカメの残念なところである・・と、つねづね感じます。
2つの高架線
弱めの逆光写真となりますが、こちらの写真を見る限り「F200EXR」は、逆光撮影に弱いと言えそうです。
高架線下の影は「真っ暗」になっています。
全体が「暗い」ため、パッとしない写真になりました。
オート撮影では明るく撮影するのは難しいようです。
逆光
逆光撮影は、やはり全体が暗くてパッとしない写真になりました。
もし旅行に行ったときに、このような写真ばかりであれば残念なことになってしまうため、「逆光では撮影できない(オート時)カメラ」と言えそうです。
青空
空をメインに撮影してみると、このような描写になりました。
青空の上部は、大気圏突入前のディープルーに近い色ではありますが・・
とくに問題ない好ましい雰囲気の写真が撮れているように思います。
晴天と曇り
太陽が雲に隠れた瞬間と外れた瞬間に撮影した写真です。
左(曇り)・右(晴れ)となります。
こちらの写真を見比べると、一昔前のデジカメは「暗所に弱い」というのが分かります。
晴天時の写真は、とくに問題ない描写ですが、太陽が雲に隠れた写真は、一気に魔界村へ突入したかのようなくら~ぃ世界になってしまいました。
右(晴れ)写真もパッとしない明るさ不足の写真といえるため、オートでパパっと撮影して終了といった撮影スタイルは適していないカメラであると感じます。
5倍ズーム
ズーム(5倍)も写真がブレることなく良い感じで撮影することができました。
ただ現在のデジカメのように「手振れ補正」が付いていないため、しっかりとカメラをホールドして撮影しなければ、ブレた写真が多くなってしまう傾向があります。
マクロ撮影
写真全体の色(ホワイトバランス)のバラつきが激しいものがありますが、とくに問題なく撮影できました。
ピント合わせも現在のデジカメと変わらないスピードで合致してくれるため、ストレスフリーで撮影できます。
この当時から現在のデジカメと、さほど変わらないマクロ撮影が可能だったようです。
■12年前に発売されたデジカメのマクロ写真
・関連記事:【フリマ】12年前の2000円デジカメはキレイに撮れるのか検証
オリンパスのデジカメで撮影した写真ですが、キレイに撮れています。
【リユース】3千円デジカメのスナップ写真検証【カメラレビュー】:おわりに
11年前に発売された富士フィルムの「FinePix F200EXR」。
このデジカメは、魅力ある「綺麗な写真が撮れた★」と思いきや、他のシーンでは暗い雰囲気のドンヨリ写真が撮れたり・・と、
「なんか困惑するカメラ」というものを感じました。
カメラの起動から半押し(ピント合わせ)までの写真撮影については、現在のデジカメとまるっきり一緒であると感じます。
写真撮影がカンタンにできるところは、F200EXRの強みなのかなと思いました。
ただ、オート撮影では不安定な写真になる傾向が高いため、
後のレタッチ作業(写真編集)が必要なカメラであると思いました。
少しでも参考になれば幸いです。