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【OLYMPUS OM-D E-M10 MarkIII レビュー】写真検証【オート編】

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・売上1位(2020年7月現在)の「OM-D E-M10 M3」はどんな写真が撮れるの?
・初心者でもキレイに撮れるのか知りたいです。

こういった疑問に答えます。

 

2017年9月15日に発売された「OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III」

 

発売されてから3年近く経つにもかかわらず、いまだ「売れ筋ランキング1位」のミラーレス一眼として人気です。

 

今回、オリンパスの「OM-D E-M10 Mark III EZダブルズームキット」を購入したので【実写付き】でレビューしていきます。

 

このカメラの人気の理由は、おそらくダブルズームキット(レンズ2本セット)が付いて5万円ちょっとで購入可能(2020年7月現在)といったお求めになりやすい価格だからだと思いますが…

しかし、そんなお求めやすいカメラだからこそ「どんな写真が撮れるのか」が大切になってくると思います。

 

なので、今回も写真を数十枚使用して良い面はもちろん良くない面も包み隠さず発信していきます。

 

また写真の評価コメントは、あくまで個人的な感想です。

あまり真に受けないでいただいて、写真を見てご判断いただければ、と思っています。

 

・「OM-D E-M10 Mark III EZダブルズームキット」で撮影した写真を紹介
・記事の内容は主に「カメラ初心者向け」の内容となっています。

 

・実際に「OM-D E-M10 Mark III EZダブルズームキット」を購入して撮影したオリジナルフォトを公開しています。

 

撮影方法:オート

ミラーレス一眼カメラの撮影ボタン

今回紹介する写真はすべて完全「オート」で撮影した写真となります。

オートでどこまで撮影可能なのか検証した内容となっています。

レンズ(ズームキット)

  • パンケーキズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」
    ・35mm換算:28-84mm相当
  • 望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」
    ・35mm換算:80-300mm相当

OM-D専用レンズは「Micro(マイクロ)」と呼ばれるほど、本当に小さな一眼レンズです。

 

試しに「キン消し」と比較してみました。

OM-D専用のカメラレンズ

キン消しのほうが若干高いほどです。

 

ロケ
どうですか?
いかにレンズが小さいかお分かりいただけるかと思います
ミンナ
いや…余計分かりづらいわ!
では、真面目に・・
単三電池とレンズで大きさ比較
単三電池と比較すると、レンズがいかに小さいかお分かりいただけると思います。
300mm相当の望遠レンズでもこの大きさです↓
単三電池と望遠レンズで大きさの比較
こんなおもちゃ・・いえ、この大きさで本当に魅力ある写真が撮れるのか不安になるほどのサイズ感です。
それでは、まず「標準レンズ」で撮影した写真から紹介(検証)していきます。

標準レンズ(14-42mm F3.5-5.6)

公園の遊歩道と青空

公園の遊歩道と青空

これほど小さなレンズでも普段使いとしては全く問題のない好ましい写真が撮影できました。

 

今やスマホでも綺麗な写真が撮れるため、当たり前なのかも知れませんが…

 

写真の明るさも調整が必要ないほどバッチリです。

写真全体の描写も好ましいなと感じます。

 

ただ、「完全オート」による撮影は、少し鮮やかめに写し出されてしまうようです。

風景や花の写真であれば問題ないですが、普段の記念写真やスナップであれば、鮮やかなイメージでないほうが良い感じがします。

 

「鮮やか=キレイ」な写真だと思いますが、鮮やかすぎてもナチュラルさが欠けてしまうところが気になります。

 

うなぎキャラの自動販売機

うなぎのキャラクターが描かれた絵

こちらのうなぎおやじのキャラが描かれた自動販売機の写真も少し鮮やかめに写し出されています。

 

ただ、このような写真は鮮やかな写真であるほうが好ましいかなって思います。

 

OM-D E-M10 Mark IIIによる「完全オート」撮影は、鮮やかな写真が撮りたい人向け用のカメラであると言っても良いように感じました。

 

インスタ映え用のカメラとして重宝できそうなカメラです。

 

トンネル内に描かれた鳥の絵

鳥が飛んでいる絵

短いトンネルですが、トンネル内は多少暗い場所だったため、ちゃんと写真撮れるのか不安を感じてましたが、まったく問題なく撮影できました。

 

トンネル内の薄暗い雰囲気を感じさせない描写で写し出してくれています。

 

とっさに撮りたいときは手軽な「完全オート」を使用してもよいのかなと感じます。

 

晴天の日の湖

こちらの湖の写真は、青空も好ましい感じの描写で写し出されています。

 

オートの場合、「スタンダードorビビッド」のイメージ2種に近い色で撮影される傾向が高いように感じます。

 

湖(別カット)

遊歩道から見える手賀沼と青空

毎回、シーンによって青空の色が異なって再現される傾向があるみたいです。

 

良い感じの青空であると思いますが、実際の青空とは大きく異なっているのは間違いありません。

 

この木、なんの木、気になる木

緑がきれいな一本の大きな木

緑と青空のコンビが見本写真として合いそうなので撮りました。

 

OM-Dの「オート撮影」によるイメージは、ビビッドに近い「鮮やか」(Nikon 一眼レフカメラの呼称)イメージで撮影した写真と近いように感じます。

 

OM-D E-M10による完全オート撮影は、やはり「ビビッド」または「鮮やか」のイメージで撮影される割合が高いようです。

 

コブハクチョウのファミリー

コブハクチョウのファミリー

ハクチョウの子供たちも人間と同じで水辺で遊ぶのが好きみたいです☺

 

こちらの写真も先ほどの「この木なんの木~」と似た描写ではありますが、オート撮影で重要とも言える「ピント能力」もE-M10は優れているなと感じました。

 

これまで紹介してきた写真もすべて一回でピントが合ってくれています。

 

スナップ写真を撮る分には、まったくのストレスフリーで撮影できるカメラです。

 

7月の早咲きコスモス

7月に咲く早咲きのコスモス

この日は、風が強かったこともあり、コスモスの花もユラユラと激しくダンスしていましたが、一時静まったところを撮影してみたところ、ピントも「ドンピシャ」で撮影できました。

 

やはりOM-Dのピント能力は大したものであると感じます。

 

しかし…

 

完全オートによる撮影では、意図した場所にピントが合ってくれないケースが多々ありました。

ピンク色のアジサイ

こちらのアジサイも、もう少し「左中央」にピントが合ってほしかったのですが、アジサイの端のほうにピントが合ってしまいます。

 

数回試してみましたが、左中央付近にピントが合ってくれることは一度もありませんでした・・

 

オート撮影による厳しい面が垣間見えた瞬間でした。

 

展望台から見た景色

展望台から見た我孫子市

ちょっと全体が暗めかなと言う印象です。

 

湖面はキラキラとしてキレイな描写ですが、緑の芝生が目立つ公園内は、もう少し明るく撮れたら良いのになと感じます。

望遠レンズ(40-150mm F4.0-5.6)

子供のコブハクチョウ

子供のコブハクチョウ

小さなマイクロ「望遠レンズ」でも魅力ある高画質な写真を撮影することができました。

 

旅行の記念写真や普段のスナップであれば、OM-Dのダブルレンズキットで十分撮影できるなと感じました。

 

カメラの総重量も軽いため、体に負担なく撮影できるところがまた嬉しいところです。

 

首や肩に負担がかかる大きな「一眼レフカメラ」を使うのが億劫になるほど楽ちんです。

 

草を食べるコブハクチョウ

草を食べるハクチョウ

このような地面と低い場所ではピントが合いにくいものですが、きちんとピント合って撮影することができました。

 

また、話が変わりますが、これだけ自由の利く写真撮影が可能であれば、3~4万円のデジタルカメラを購入するよりも、5万円(正式には50,500円~53,000円前後)で購入できるこちらのミラーレス一眼「OM-D E-M10 M3」を選んだほうが長い目で見た場合、正解なのでは?と撮影していて感じました。

 

コブハクチョウの親鳥

親鳥のコブハクチョウ

親鳥の比較的小さな頭にもピントがバッチリと合ってくれました。

望遠側でここまでバッチリとピントが合ってくれるのは嬉しいところです。

 

普通にシャッターを押すだけで撮影できるため、カメラ初心者にとっては本当に最適なカメラであるように感じます。

 

ロケ
完全オートでここまで撮影できれば、記念写真としては十分だと思います

青いアジサイ

青いアジサイの花
見ごろを過ぎたアジサイではありましたが、色や明るさともにバッチリな写真を撮ることができました。
ピンクのあじさいもピントばっちりでした。
ピンク色のアジサイ
安価な「望遠レンズ」でも安易に馬鹿にできない描写力

小さいチョウ

小さなオレンジ色の蝶
小さい蝶(ベニシジミ)を撮影してみたところ、なんと…ピントが合いました!
最初、絶対にピント合わないだろうと思っていましたが、すんなりと小さな蝶にピントが合ってくれました。オドロキです…
レンズキットのオート撮影で、これだけ小さな被写体が撮影できるのはOM-Dの強みです。

展望台から見た橋

展望台から見た橋
景色もこれだけ撮影できれば文句なしといった感じがします。
湖面もきれいに輝いていて好ましい描写であると思います。

最大ズーム

最大ズームで撮影した橋の模様
最大ズーム(300mm相当)ですが、写真もブレることなくピントもばっちりで撮影することができました。
強力な手振れ補正も付いているため、安心して撮影できる点がOM-Dの魅力です。
完全オートでこれだけ撮影できれば十分だと思います。

オート撮影は不安定

オートで撮影した写真を紹介してきましたが、実際に使用して感じたのは、写真の仕上がり具合のバラつきとピント合わせの不安定さでした。

仕上がりイメージの相違

展望台から見える湖の景色

オートによる撮影は、写真の仕上がり(出来映え)が毎回異なる傾向があります。

 

これはどんなカメラでも同様のことが言えますが、OM-D E-M10M3は仕上がり具合が他カメラと比較しても少しイメージの相違が激しいものがあるように感じました。

 

ちょっと構図を変更するだけで大幅に「明るさや色」が変わってきてしまいます。

 

下記「湖と青空」の写真にしても、青空と湖の色がけっこう異なっているのがお分かりいただけると思います。

手賀沼の写真

オートで撮影する際は、1シーンにつき各2,3枚は余裕を持って撮影しておいたほうが後で後悔しないように感じました。

ピント合わせ

コブハクチョウの子供

こちらの撮影結果では5枚中2枚がピント合致することができました。

 

風景などの全景写真は、ほとんど問題ありませんが、ハクチョウのように手前にピントを合わせたいときなどは、なかなか合わないときが多くありました。

草を必死になって食べる子供のハクチョウ

オートによるピント合わせでは、残念ながらこのような写真が多くなる傾向があるため、調整が必要になります。

【カメラ】5万円のミラーレス一眼!その実力とは?【オート編】:おわりに

「OM-D E-M10 MarkⅢダブルズームキット」は、すべてを持ち運んでも体の負担にならないほど軽く、とても利用に適したカメラであると感じました。

 

しかし、「完全オート」による撮影では時にピント合わせに苦戦すること間違いなしです。

 

なので、一番かんたんに設定可能な液晶画面の「タッチパネル」でピント合わせをして撮影していく方法を第二候補してオススメします。

タッチパネルによるピント操作は必須であると考えたほうが良いように思います。

 

また、完全オートの場合、写真が「鮮やか」に撮影される傾向が高めです。

 

風景やスナップ、花などの写真には比較的合いますが、人物となった場合は、あまり向かない撮影方法であると感じました。

 

なので、人物を撮影する場合は、「プログラムオート」または「絞り優先モード」で撮影することをおすすめします。

 

少しでも参考になれば幸いです。