・SENSE8のカメラってキレイに撮れるの?
・どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
今回は、2023年秋冬モデルのスマホ「SHARP AQUOS SENSE 8 」を実際に購入してみましたので、フォトレビュー紹介させていただきます。
記事はスマホ機能などの紹介ではなく、あくまで
「写真・動画はどんな感じで撮れるのか?」
をメインとした内容となっています。
また、今回の記事はスマホのカメラを起動して普通に(何も設定せずに)シャッターを切ると、
「こんな写真が撮れる(完全オート撮影)」
な写真を紹介しています。
はじめに、結論から言うと「AQUOS SENSE8」は、
『超広角~望遠まで撮影可能なオールラウンドプレイヤー的万能カメラ』でした。
ながっ…
実際に「センス8」を使用した感想としては、超広角写真と望遠撮影を除く写真に関しては、約5万円前後の少し高級なデジカメにも匹敵すると言っても良いほどのクオリティを持つ万能カメラであると感じています。
これから紹介する写真のコメントは個人の見解です。
文章もヘタヘタ(←可笑しな感じ)で、記事内容も「徹底検証!」ではありませんので、あくまで参考程度でご参照ください。
・イチョウ並木の写真
・アヒルのボートで検証
・真っ赤な紅葉はどのように撮れるのか?
・オブジェと風車で検証
・逆光写真は大丈夫?
・マクロ撮影を検証
・ズーム機能の検証
・4K動画を検証
AQUOS SENSE8の簡易カメラ情報
「アクオス センス8」は、ボディ上部の中心にカメラのレンズを置いたスマートフォン
公式サイトでは、
「一般的なスマホカメラと違いAQUOSのカメラはセンターにあるので、撮影者が被写体から一直線になり、画角の中心に捉えやすく直感的に撮影できる」
と謳っています。
なので、このカメラ・・・
「本当に撮影がしやすい!」とまでは言えませんが、実際手に持って撮影する際に中心が捉えやすい傾向があるようにも「なんとなぁ~く感じます」笑 m(__)m
■簡易情報
- 2023年11月発売
- 標準カメラ 5030万画素
- 広角カメラ 800万画素
- 電子式手振れ補正付
撮影方法について
今回の撮影方法は、スマホのカメラ(アプリ)を起動して、単に
「そのままシャッターボタン押し」
の完全オートで撮影した写真を紹介しています。
イチョウ並木で検証
ちょうどイチョウの木が見頃を迎えていましたので、パシャリしてみました。
イチョウの葉の黄色も鮮やかで、青空の色も実際の青に近い感じがあって綺麗に撮影できているように思います。
しかもこの「超広角」で撮影できるのは「センス8」の強みであると感じます。
一眼レフカメラのレンズで例えると、おそらく「18mm前後(35mm換算)」の超広角であると思われます。
うん、いい感じ~
キレイに撮れる♪ってことで
記事終了~
せっかく他の写真も1時間歩いて撮ってきたんだから
見てぇ~
・・・と、あまり検証するまでも無いかも知れませんが、いろいろ撮影をしていると意外な「難点」も見えてきましたので、このまま記事を読んでもらえれば幸いです。
カメラを起動後、パシャリと撮影しただけの写真ですが、
「ピントや明るさ」(個人的には少し暗いかなと感じます)が、綺麗に撮影できました。
しかし、同じようなシーンを撮影しましたが、露出(明るさ)が異なる傾向もあるようです。
2枚を見比べると「明るさ・色」がまったく違います。
同じ構図ではなく、少し場所を移動して撮影した写真ではありますが、この差はちょっと気になります。
もうちょっと同じように撮影できたらいいのにな~って感じです。気まぐれすぎ
あんたの気まぐれブログと一緒だね
この記事書くのも半年ぶりだし
・・たしかに
・・・オート撮影のため、致し方ないのかも知れませんが、少し不安定なところも見えました。
アヒルのボート
池に浮かぶアヒルボートを撮影してみましたが「明るさ・色」もいい感じで撮影できました。
可もなく不可もなくと言ったフツーに撮れてる写真ではありますが、ある意味
「あまりくせのない写真」が撮れるのはセンス8の強みなのかなとも思います。
「OK牧場!」って感じです
ってか、あんたケチって欲しかったXperia5vから
センス8にしたけど、結果良かったのかもねー
って、ちゃう言うなそれ…
今のところ「センス8」のカメラ画質は、ある機能を除いては『特に問題なし』と言えそうです。
他のスマホカメラと比較しても「ある機能を除いては・・・」遜色なしと言ったところを感じます。
詳しくは、後ほどご紹介します。
真っ赤な紅葉
紅葉はどんな感じで撮れるのか試してみました。
結果「明るさ・色」もちょうど良い描写で撮影することができました。
フォトショップなどでレタッチすれば、もう少し綺麗な写真になりそうです。
広角側であれば高級デジカメと比較しても一見「ほとんど遜色ない」ように感じます。
1万~2万前後のエントリーデジカメと比較すると、センス8のほうが綺麗に撮れるのでは?と感じてしまいます。
また、エントリーデジカメとなると、ほとんどのデジカメでは広角側が
・約35-38mm前後
となり、
少し高めのデジカメでも大体
・24-28mm(35mm換算)前後
の広角レンズが主流のため、ここまで超広角で撮影できると言うのは大きいなと感じます。
撮影できる範囲が広いこともあり、センス8は自然(風景)写真を撮るには適しているカメラであるように思います。
キツネと風車
キツネのオブジェと風車を撮影してみました。
青空にインクが滲んだようなものが見えますが、これは画質を落としている影響です。
写真は記事用に大幅にリサイズ(写真の容量を落として)います。そのため、写真にムレのようなものが現れていますが、実際に撮った写真にはこのようなムレはありません。
ピントは少しキツネの瞳の奥側に来ている感じはありますが、オブジェと風車ともに理想的な明るさで撮影することができました。
少し夕暮れが近づいてきた青空の雰囲気やキツネのオブジェにしても程良い明るさと色で撮れているように思います。
デジカメのように半押しもなく、ただボタンを押すだけでパシャリと撮れるというのは、本当に楽だなとつくづく感じます。
SNS投稿や記念用スナップとしては、全然OKな写真であると思います。
逆光写真
写真が少し斜めってしまいましたが「逆光」ではどのように撮れるのか試してみました。
結果、センス8は逆光でも「綺麗に撮れる」傾向が高いように感じます。
センス8は、あらゆる写真が「いい感じ♪」「まぁいいかな」と思えるような写真が多く撮れる傾向があるので、使用していて楽しくなるカメラだなと思います。
マクロ撮影
センス8は「マクロにも強い」カメラでした。
近づいて撮影してもピントもすんなりと合って撮影できるところがあります。
上記の写真もパパっと撮影しているため、シャッターを切るまで5秒もかかっていないと思います。
それほど「ピント精度もバッチリ安定」して撮影できます。
安定したピント精度
池で動き回る鯉もかんたんに撮影できました。
写真もブレることなく、ピントも明るさもバッチリです。
鯉の写真は、3、4枚撮影しましたが、すべてピントもバッチリで失敗写真はありませんでした。
小さな被写体もロックオン
小さな昆虫のアブも案外すんなり・・と、ピントが合って撮影することができました。
最初は「さすがにこれは無理だろう・・・」と期待せずにカメラを向けましたが、ピントはアブのほうを探知して撮影できました。
ただ、毎回探知できるとは思えません…、たまたまピントが合った可能性もあります。
また「手振れ補正も強力」です。
こちらの写真も単にスマホを構えて撮影しただけですが、まったくブレることなく撮影できています。
センス8は「近接(マクロ)」撮影もバッチリなカメラでした。
ラーメン(飲食店内)
飲食店のラーメンも明るく綺麗に撮影できました。
日中に撮影しているため、明るく撮影できている傾向もありますが、ここまで良い感じで撮れていれば十分だと思います。
ストロボやレフ板などを調整して本格的に撮影すれば、お店のメニュー用写真としても利用できると感じます。
ズーム機能
■左写真:超広角 / 右写真:最大ズーム
センス8は、超広角撮影だけではなく、ズーム機能もとてつないズーム力を持っていました。
上記のボートのアヒル顔(右写真)もかんたんにドアップで撮影することができます。
ここでは柵の上に肘を置いて安定させた状態で撮影してはいますが、手振れ補正が強いこともあり、安定して撮影することができました。
なので、手持ち撮影では厳しい可能性があります。
また望遠時の写真の明るさもちょうど良い感じです。
しかし、問題はありました・・・
最大ズームの写真は画質がかなり荒い
■最大ズームで撮影した「池で泳ぐカルガモ家族」の写真
こちらが冒頭でお伝えした「ある機能を除いては…」の箇所になります。
センス8は、広角では綺麗に撮れますが、写真を大きくズームすると、まるでトイカメラのような画質になってしまいます。
最大ズーム周辺の望遠写真は「ほとんど撮る意味がないのでは?」と感じるほどの低画質です。
最大望遠時周辺の写真は、まるで25年前のデジカメが世に出始めたころのような画質を思い出します。
【カメラ】1998-2001年のデジカメ写真は「今」とこんなに違う【検証】
なので、望遠撮影に関しては、ある程度の「ズーム域で留めておく」必要があると感じます。
これじゃ、よくアルアルの訳分かんない映像になっちゃうよ
って、そんときは一眼で撮りなさいよね
スマホをメインにすんな
・・・とにかく望遠は程良いズーム範囲で撮るのが望ましいです。
上記のアヒルボートの「ドアップ」写真のように
『なんとか最大ズームで撮影しても許容範囲かも』
と言った写真も中にはありますが、ほとんどのシーンでは最大ズームによる撮影では『トイカメラ画質になる』と考えたほう良いように思います。
4K動画
■紅葉と流れる水
1本撮りのかんたんすぎる動画ですが、少しでも参考になれば幸いです。
■池で泳ぐ鯉
■紅葉と流れる水2
■イチョウの木(縦動画)
4K動画も写真撮影同様に「手振れ補正」も強く安定して撮影できます。
まとめ
「AQUOS SENSE8」のスマホカメラは、超広角から「ある程度のズーム域(望遠)撮影」もできる「万能カメラ」であると感じます。
2023-2024年秋冬モデルとなる「iPhone15またはpro」や「Xperia 1または5 V」、「Google Pixel 8」の人気スマホのカメラの見本写真を見ても、綺麗に撮れている
と思いましたが、ネットでいろいろな見本写真を確認していくうちに正直、どの機種も「良し悪しがありすぎる」と感じました。
最初、検討していた「Xperia 5 V」も多くの写真が「なんで?」と感じるほど、あるあるの「写真全体が暗い傾向が…」と感じ、iPhone15も「センス8のカメラとどれほど違いがあるのか・・?」と感じる描写かも?と感じました。
モデルにもよりますが、XperiaやiPhoneと比べると半値も違います
あんたは値段で決めてるだけでしょ?
ケチってるだけでしょうが
ちゃんと検討して、こ・・購入してます
・・・このような理由もありますが、
ただ、正直言うとスマホの機能ではなく「カメラ」という点で一番に考えると
「センス8も検討する価値が十分あり」であると思います。
カメラ機能ももっと検証してみないと分からないところも多々あると思いますが、スマホのカメラ性能という面で検討すると「センス8で十分」であるようにも感じます。
ただ、Google Pixel 8の「編集マジック」
Xperia 5V専用アプリの「Video Creator」などの魅力ある編集機能がSENSE8にはありません。
そこが他の人気スマホとの「魅力の差」であるように感じます。
ただ、写真と動画の撮影に関しては、他メーカーと比べてもあまり遜色ないように感じました。
少しでも参考になれば幸いです。