・すごい望遠もできて綺麗に撮れるカメラってある?
・値段も手頃なカメラがいいです
という人向けの記事です。
今回は、高倍率ズームを備えたデジタルカメラ「コダック PIXPRO FZ152」で撮影した写真を検証していきます。
PIXPRO FZ152は「光学15倍ズーム」を搭載しているデジタルカメラ。
高倍率ズームのカメラとしては、17000円前後(2020年10月現在)で購入できるため、安価なデジタルカメラといえます。
正直、「高倍率ズーム」にもかかわらず安価な値段・・
メーカーもKODAK…「コダック⁉」と言えるほど、あまり馴染みのないカメラであると思います。
これはスルーかな・・と考える人も多いと思います。
そんなコダックの高倍率デジカメは「どんな写真が撮れるのか?」
今回、実際にカメラを購入して検証してみました。
・PIXPRO FZ152について
・写真紹介
・メリット・デメリット
・動画検証
✔記事の信頼性
・実際に「KODAK PIXPRO FZ152」を購入して撮影したオリジナルフォトを紹介しています
PIXPRO FZ152について
デザインは、なかなかスタイリッシュでカッコいい感じです。
高倍率ズームのカメラであるにもかかわらず、大きさも手軽なサイズ感でとても撮影しやすいカメラだと思います。
今回、紹介する写真は「オート撮影」の、
・自動モード
による写真と、「露出補正(明るさ調整)」ができる
・手動モード
で撮影した写真を紹介していきます。
ここで「手動モード」と聞いてしまうと「なんか難しそう・・」と、感じられるかも知れませんが、単にボタンを上下に押すだけの超かんたん操作となっています。
例えると、TVのボリュームを「リモコン」で変えるようなものです。
■操作手順
説明するまでも無いかも知れませんが・・
①SET
➁上下押し
これだけのかんたん操作(2ステップ)で「明るさ調整」できます。
らく~に撮影したつまんな・・いえ、
フツーの写真なので、気楽に参考程度でご覧くださいね
ちょっと言い過ぎでしょ
読むのはかったるいと思います。
なんで写真メインでご参照ください♪
・・少しは目を通していただければ幸いです。
それでは、はじめにオート撮影による「自動モード」で撮影した超かんた・・いえ、真面目に撮影した写真を紹介していきます!
自動モード
公園の歩道から見える景色
「完全オート」による写真ですが、全体はなかなかキレイに写し出されています。
ただ、すこし「暗い・・」かなと感じます。
全体の描写は特に問題なくキレイに写し出されているため、少し残念なところだなと感じます。
とくに影になっている箇所が「暗い」なと感じます。
「うなきち」さんの自動販売機
オートによる写真は、ほとんどのシーンで「明るさを抑えた写真」になる傾向が高いようです。
同じコダックのデジカメ「PIXPRO FZ43」の自動モードでも同様の結果でしたので、「自動モード」による写真撮影はあまりおすすめしません。
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手動モード
歩道から見える景色
こちらの写真は、「手動モード」で明るさを『+0.7』にして撮影したものです。
+0.7とは、上ボタン(DISP.)を2回押した「明るさ調整」となります。
自動モードとの比較写真
こちらの写真も「手動モード」で+0.7と、少し明るめに撮影したものです。
「写真の明るさ=好み」でもありますが、やはり明るめの写真が好ましいのかなと感じます。
撮影するシーンによっては、大きく変わってきます。
逆光で撮影した写真ですが、これだけ写真の仕上がり(イメージ)が変わってきます。
自動モードによる写真は、少し不気味さを感じる暗めの写真ですが、手動モードの写真は、青空・雲は消えてしまっていますが・・
ドンヨリ感を払拭させるほどのイメージへと変わっています。
湖
こちらの写真も「自動モード」で撮影すると、湖がまるで「黒一面」というような写真になりますが、上ボタン2回押し(+0.7)によって、あまり暗さを感じない写真になっています。
「塩のないポテト=自動モード」といった感じです
もっといい例え無いの…?
いきもの
こちらの写真も高価なデジカメで撮影した写真と比べても見劣りしない描写で写し出されているように感じます。
旅行先や記念写真として撮る分にはまったく問題ないカメラであると思います。
逆光
こちらの逆光による写真は、「+1.7」で撮影した写真です。
+1.7は、上ボタン「5回押し」となります。
FZ152による逆光写真は、このような描写となりました。
こちらのシーンでは、レンズに現れるフレアの写り込みも少なく良い感じの仕上がりで写し出してくれました。
15倍ズームの威力
FZ152は、「24mm-360mm(35mm判換算値)」で撮影できます。
広角~望遠まで対応できるカメラなので、幅広い撮影が可能です。
しかし、重要なのは「ちゃんと撮れるのか?」だと思います。
標準デジカメのFZ43は、4倍ズームだけで写真ブレブレ・・が多く見られました。
キモッ!
はたして、15倍ズームはどんな写真が撮れるのか・・?
ここからは、最大ズームの「360mm(15倍)」の望遠側で撮影した写真を紹介していきます。
結論:まったく問題なく撮れます。
実際に何十枚も撮影しましたが、ほとんど「ブレのない写真」を撮影することが出来ました。
カッパの像
こちらの写真では、広角側の湖に浮かぶ「カッパの像」は、ダニレベルの小ささですが、15倍ズームで撮影すると、カッパのポーズまで分かるほど大きく撮影することができました。
本当に「360mm」の写真?と感じるほどアップで撮れます。
写真は手持ちで撮影しましたが、ブレの無い写真を撮ることができました。
「手振れ補正」機能は、かなり優秀であると感じます。
湖を泳ぐカルガモ
湖を泳いでいる「カルガモ」も、ここまでズームして撮影できました。
「ひとみばあさん」じゃなかったのね
・・「PIXPRO FZ43」ではブレブレ写真だったため、私の腕が「ひとみばあさん」で無いのがこれで証明できました笑。
展望台からの景色
FZ152の望遠ズームは「問題なく撮れる」と断言できます。
デジタルカメラでここまで撮影できれば十分なのかなと思いました。
反対側
こちらの写真もまったく問題ない描写で写し出されています。
もちろん、カメラをきちんとホールドして撮影する必要はありますが、それほど気負いせずに撮影しても問題ないように感じます。
あんたがカメラに慣れてるからじゃないの?
ただ、撮影時の状況を考えると、どなたでも同様に撮影できると感じます
あんないい加減に撮ってるのにね!
あんないい加減に撮って・・
って、そこまでじゃないわ!
上の写真は、「エレベーター待ち」でササっと撮影した写真です。
そんな短い時間でもブレの無い写真が撮れてますので、カメラに慣れていない方でも十分撮影できると思います。
飛行機
こちらの写真も、普通に撮影すると、まさにダニのように小さくて見えないレベルといえますが、望遠で撮影するとここまで拡大して撮影することができました。
普段の記念写真を撮る分には「15倍ズーム」はまったく申し分ないズーム力だと思います。
マクロ(近接)撮影
コダックのデジカメは「マクロ撮影」にとても強いなと感じます。
昔のデジカメのようにカーソルで「マクロモード」に変更しなくてはいけませんが、変更後はマクロに強い写真を撮ることができます。
マクロモードは、カーソル左にある「花マーク」を押して変更可能です。
ほんの少し手間はかかりますが、十分なマクロ撮影が可能です。
トンネル内
トンネル内の少し薄暗い場所でも「手振れ補正」のおかげでブレのない写真を撮影することができました。
これまでカメラの選択肢として「コダック=スルー」が当たり前でしたが、FZ152を使用してからコダックのデジカメも「アリ」だなと思いました。
薄暗い場所でこれだけ撮影できればOKという感じがします。
ウォーキングショット
歩きながらの撮影は、どのような写真になるのか試してみました。
結論:ブレの無い写真が撮影できます
こちらの写真は、普通の速度で歩きながら撮影したものですが、ほとんどブレることもなく撮影できました。
やはり、手振れ補正は「強い」と言えそうです。
動画
こちらのシーンだけでは、なかなか判断ができない面もありますが、普通に良い感じの動画は撮影することができるようです。
メリット・デメリット
■メリット
- 24mm~360mmの幅広い写真撮影
- 強めの手振れ補正
- 十分寄れる近接撮影
- 高倍率カメラを安価で購入可能
- ちょうど良いサイズ感
- バッテリー持ちも良い
■デメリット
- 作りが少しちゃっちい(耐久性が不明)
- シーンによっては「ピント合わせ」が難しい(または合わない)
FZ152を使用していて感じたのは、ピント合わせに「弱い」面があるところでした。
とくに青空と雲の写真などは、ぜんぜんピントが合わなく、難しいケースが多いなと感じました。
やはり比較的高価なデジカメと比較すると、「ピント合わせ」とカメラの「耐久性」という面で不安を感じるところが出てきます。
街の景色やポートレート、いきもの、スナップを撮る分にはまったく問題ありませんが、「空」などの凹みが浅い箇所については、ピント合わせは難しいとみて良いと思いました。
おわりに
PIXPRO FZ152は、15倍ズームの望遠撮影ができるカメラとしては優秀な機能を持ったカメラであると思います。
正直、カメラのボディなどは安い作りになっているなと感じます。
ただ、写真は問題なく魅力ある写真が撮影できます。
15倍ズーム前後の写真が撮れれば問題ないという方は、FZ152のカメラも選択肢として「あり」ではないかと思います。
しかし、手動モードでの撮影は苦手で完全な「オート」で撮りたいという人には向かないかも知れません。
やはり、2ステップの手順でできる「露出補正(明るさ調整)」は、必須であると感じます。
「明るい写真=シャッタースピードが遅くなる」傾向があります
「シャッタースピードが遅い=写真がブレる」となりますので、
失敗が許されないような写真は、明るめに撮影しないで、「写真編集ソフト」等で明るく仕上げる方法もオススメです。
少しでも参考になれば幸いです。