
・でも古いデジカメはやっぱり心配
・どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
フリマやオークション、リサイクルショップなどでは、6~7年前のUSEDデジカメとなると、安価なもので2000~3000円前後で購入できます。
「6~7年のデジカメ…?ふるっ!」
と、思わるかも知れませんが、この時代のデジカメって
「けっこうキレイに撮れていたような・・?」という記憶があります。
現在のデジカメと「写り」はどう変わったのか…?
フリマ等で中古デジカメの購入を検討している方のお役にも立てるかも知れないと思い、今回検証してみることにしました。
今回、フリマアプリやオークションで、2.5千円前後で出品されているデジカメ
「Canon PowerShot A1400」を実際に購入してみました。
「徹底レビュー!」・・とまでは、まったく言えない範囲でありますが…
レビュー紹介させていただきます。
今回もオート撮影で普通にシャッターを切ると「このような写真が撮れる」を意識した写真を紹介しています。
近所の公園などで気ままに撮影したつまらな・・いえ、普通のスナップ写真です。
結論から言うと、PowerShot A1400は「綺麗に撮れるカメラ」でした。
また写真のコメントは、つぶやき感覚で書いている個人の見解です。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
PowerShot A1400について
■簡易説明
- 2013年発売
- 1600万画素(有効画素)
- 5倍ズーム(28mm~140mm)
- 約174g(バッテリー・メモリーカード含む)
フリマ・オークションの出品価格(相場)
・1500円~3000円前後
イチョウ並木
イチョウ並木を「順光と逆光」ともいえる両サイドから撮影してみました。
完全な「オート」による写真ですが、普通にキレイな描写で撮影することができました。
ただ、2枚とも全体の明るさが「少し暗い・・」なと思います。
露出補正で調整しながら撮影していくことによって明るく撮れますが、「オート撮影」ではもう少し明るさが欲しい写真となりました。
見ごろのイチョウ葉
こちらも斜光(サイド光)や順光とも言える場所で撮影した写真です。
全体的にキレイに撮れていると思いますが、どこか「パッと」しないなと感じます。
写真の明るさについては人それぞれの好みもありますが、やはり、ちょっとした明るさ不足による「なんかフツー」という中途半端な描写であるからだと思います。
今回の「PowerShot A1400」に限らずオート撮影は、後のレタッチ(写真編集)が必要な撮影スタイルと言えるのかも知れません。
青空とイチョウ並木
明るさもちょうど良い感じで撮影できました。
青空も自然な色です。
イチョウ並木や芝生も忠実に写し出されていると思います。
約8年前の2013年製デジカメは、すでに現在のデジカメと変わらないほどの描写力を備えていたように感じます。
目を惹くオブジェ
現在のデジカメと比較しても遜色ない描写です。
これまでの「写り」を見ると、2~3千円で出品されている中古の「PowerShot A1400」はポチっと購入しても損はないように思います。
ピントもカンタンに合ってくれるため、手軽に撮影できます。
こちらの写真もふと見上げながら普通に撮影しただけの写真ですが、ピントも瞬時に合ってくれてラクラク~に撮影できました。
晴天の日であれば、まったく問題なくスナップできそうです。
池に浮かぶ鳥
デジカメであるあるの「真っ暗な写真」になるのでは?と、思いましたが、真っ黒に潰れることもなくほど良い明るさのある描写で撮影することができました。
ピントも容易に合うため、かんたんに撮影できます。
ピント機能は逸品
鳥が一斉に飛び立った瞬間を撮影した写真です。
写真は暗いですが、ピントはバッチリ合ってくれました。
飛び立った鳥を追いながら撮影しただけの写真ですが、容易にピントが合って撮影できました。
PowerShot A1400は「エントリー向け」とも言えるデジカメですが、ピント機能は上位機種に匹敵するほどの機能を備えているように感じます。
ズーム撮影
ズーム撮影も「写真ブレなく」撮影できました。
ただ、少し薄暗い場所になると、一気にブレが生じてしまうようです。
手振れ補正は付いていない
「手振れ補正」が付いていないため、すこし薄暗い場所となると、相当固定して撮影しなければ、ブレを抑えた写真を撮るのは難しいようです。
どんなデジカメでも同様のことが言えますが、ズーム撮影は、日中などの明るい時間でないと難しいのかなと感じます。
近接撮影
近接(マクロ)も問題なくキレイに撮れました。
明るさも良い感じです。
商品撮影
全長約4.5㎝の小さなフィギュアですが、近くまで寄って撮影することができました。
ピントはなかなか意図した場所(瞳)に合わない傾向もありますが、3、4回半押ししていると意図した場所に合ってくれるといった感じで撮影できます。
「単三電池」に近い大きさのミニフィギュアですが、角度を変えても問題なく撮影できました。
ただ、フィギュアの中心にピントが行かない傾向が高めです。
カメラが判断する「ピント位置の選択」については、少し不安定な面があるようです。
写真はとくに問題なく撮影することができますが、なにぶん暗めです・・
2013年に発売された「PowerShot A1400」
近接(マクロ)も問題なく撮影できますが、やはり最初に紹介した「イチョウ並木」の写真のようにどこかパッとしないものがあります。
「PowerShot A1400」が発売されてから4年後の2017年に発売された「IXY200」でも撮影してみました。
今なお「売れ筋ランキングTOP5」に入っている人気カメラです。
ぜんぜん違いました…
視界スッキリといえるほどの違いです。
同じ環境下で撮影した写真ですが、やはり新しいデジカメは明るくハッキリと写し出されています。
ピントもねづこ(フィギュア)の右目に合致していて、よりフィギュアが際立っています。
街スナップや自然の写真では、ほとんど「写り」の違いは無いように感じましたが、実際に比較してみると大きく違いました。
やはり、一見変わらないように見えても、大きく進化を遂げているようです。
まとめ
今回検証した2013年発売の「PowerShot A1400」は、街スナップや自然の写真ではとくに支障なく撮影できるカメラであると思いました。
ただ、やはり最新のデジカメと比較してしまうと、明るさ不足の写真になる傾向が高いと言えそうです。
オート撮影で終わるのではなく、「露出補正」で写真を明るくしたり、「撮影モード」を変えたりしながら撮影を行っていくことによって、イメージ通りの写真が撮れることもあります。
なので、10年近く前のデジカメは「+ひと手間」かけて撮影していく必要があるように思いました。
少しでも参考になれば幸いです。