・長期保存できるお米は高価だし悩んでる
・食料備蓄で役立つアイテムが知りたいです
という人向けの記事です。
今回は「フードシーラー(真空パック機)」でお米を長期保存する方法について紹介していきます。
使用するフードシーラーは、比較的、手頃な値段で購入できる人気商品
アイリスオーヤマの「VPF-S50」となります。
フードシーラーをはじめて利用される方に向けて「VPF-S50」の使用方法とレビューも一緒に紹介しています。
まずはじめに結論から言うと、
お米を長期保存するためには、
『フードシーラーとお米用「脱酸素剤」の併用』
この方法で、お米の「長期保存」が可能になります。
これから、フードシーラーの使用方法とお米の保存に使う「脱酸素剤」について詳しく紹介していきます。
本記事を参考にすれば、お米の長期保存だけでなく、さまざまな食材の備蓄に役立つ
可能性が高まります。
・長期保存をサポートするアイテム
・袋は「専用ロール」がおすすめ
アイリスオーヤマ フードシーラー( VPF-S50)について
フードシーラー(VPF-S50)を開封すると、上記3点が付属されています。
はじめは「なんかややこしそう…めんどくさ」と感じましたが、細長い黒ゴムは
「替用」の部品となります。
なので、実際に使用するのは「本体のみ」となります。
ほかに何も組み立てなどをする作業は一切ありません。
そのため…
「ラクラクかんたん♪」
に使用できます。
とても「シンプル操作」なので、ストレスフリーで使用可能です。
■蓋を開けた状態のVPF-S50
ここにフードシーラーに使用する「専用袋」または「専用ロール」の先端を載せるだけで真空状態にすることができます。
「脱気&シール」は少し奥にある突起のあるところまでセットするだけでOKです。
真空パック機は2つの機能を使用できます。
・シール
空いている袋を密閉する・袋をくっ付ける
「シール」ボタンは、主に「専用ロール」の封を閉じるために使用するボタン
・脱気・シール
袋の空気を抜いて真空パックにする
「脱気・シール」は、真空パックするためのボタン
シールしたいときは、袋の密閉したい箇所にヒーターを当てながらフタを閉めて
「シール」ボタンを押すだけです。
2種のボタンのシンプル操作で真空パックが出来上がります。
袋をシール(密閉)した状態
密閉度は抜群です。
食材だけでなく水に濡らしたくない小物類などの保存にも良さそうです。
長期保存をサポートするアイテム
お米の保存に適した脱酸素剤は、
『エージレス ZP-100』
を使用します。
この「脱酸素剤」を専用袋に投入して真空状態にしていきます。
脱酸素剤は「中」くらいの袋であれば、2個入れます。
ただ、何個入れれば良いと言ったはっきりとした「決まり」はありません。
なので、3個でも5個でも入れて良いかと思います。
フードシーラー(真空パック機)なのに、
「なぜ脱酸素剤を入れるのか?」
と言うと、やはり家庭用の真空パック機では、空気の漏れが万全とは言えなく
「完全密封のまま保存できない」と考えられるからです。
業務用と家庭用の「真空パック機」とはどう違うのか?と感じてしまいますが、
おそらく業務用のパック機と比較すると、当たり前かも知れないですが、密閉状態時の強さが変わってくるように思います。
そのため、脱酸素剤を入れて
「少しでも長期保存できるよう試みる」
必要があると言った理由になります。
そのため、家庭用ではなく業務用の「真空パック機」と「脱酸素剤」を投入して保存するのが一番「長期保存」に適している方法となる可能性が高いように思います。
■脱酸素剤「エージレス ZP-100」について
「中~高水分用」
・お米
・ナッツ類
・ドーナツ
・大判焼き・月餅
・マドレーヌなどのフィナンシェ
・ブランデーケーキ
・ソーセージ・サラミ
・ペットフード
・米菓
上記の食材に適した脱酸素剤になります。
詳しくは、エージレスの公式サイトをご覧ください。
■3タイプと用途[エージレス]
https://www.mgc.co.jp/products/sc/ageless/type.html#noniron
袋は「専用ロール」がおすすめ
フードシーラーの袋は、あらかじめ片方のみ閉じた普通の袋(キッチンパックのような)と、サランラップのように自由に長さを決められる「ロール」の2種類が販売されています。
あらかじめ真空にしたい食材が決まっている場合は「専用袋」
どういった食材を真空状態にしたいか定まっていない場合や、食料備蓄用に使用する予定であれば「専用ロール」を選択するのが良いように思います。
「専用ロール」であれば小さな食材から大きな食材まで自由に長さを調整して真空状態にすることができます。
専用ロールは、ハサミでかんたんにカットできます。
ただ、縦長の「専用袋」と違い、専用ロールは「横長」になる傾向があります。
カットする長さが短いと横長状態で保存することになります。
また、専用ロールであれば、食材だけでなくシャツやズボンなどの衣類も真空状態にしてコンパクトに収納できるようになります。
食材だけでなく大切な小物なども真空にして保存可能です。
アイデア次第で使い道はいろいろありそうな気がします。
VPF-S50で真空パックした状態
写真では伝わりにくいですが、真空パックにすると、まるでレンガのような堅い状態になります。
おわりに
フードシーラーは通常「備蓄用」に使用するためのものではありません。
そのため、今回ご紹介したフードシーラーと脱酸素剤の併用で保存していく方法も正直「最高の方法」であるとは言えないように思います。
脱酸素剤を併用することによって「何年保つことが出来るのか?」は、はっきりと分かりません。
しかし、お米は精米時期から「約1年」程度しか持ちません。
「食料難=突然起こる」可能性もあります。
なので、常日頃からある程度の備蓄は必要であると考えています。
今回、ご紹介した方法はあくまで
「少しでもお米を長期保存するための提案」
とも言えます。
この方法を用いることで、通常1年の食べられる期間から「2~3年は保てる?」と
期待ができるひとつの手段となります。
なので、正しい方法とは言えないところがあります。
少しでも参考になれば幸いです。