・高性能な輸入デジカメって実際どうなの?
・どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
ネットショップでは、これまで聞いたこともない海外メーカーのデジタルカメラが、
5000円~1万円前後で販売されています。
写真や商品の説明を見ると、かなり「ハイスペック」な高性能カメラとして売り出されています。
安価なものですと、4000円前後で購入できるカメラもあります。
なので、今回、5000円前後で販売されている輸入デジカメを実際に購入して検証してみることにしました。
結論から言うと、今回購入した海外製のデジカメは、まさに・・
「空前絶後のぉ…フェイクカメラ⁈ Yeahhhh–!!」でした笑。
今回、そんな海外メーカーのデジカメで撮影したスナップ写真を紹介していきます。
写真は、今回も近所の公園などで気ままに撮影したつまんな・・いえ、
ごく普通のスナップ写真です。
写真のコメントも、つぶやき感覚で書いている個人の見解となります。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
購入したデジカメについて
今回購入したデジカメは、メーカー名の記載もなく、カメラ名もないデジカメでした。
写真では分かりづらいかも知れませんが、見た目もまさに「オモチャ」と言える軽いプラスチックボディとなっています。
ショップの商品説明では、
“デジタルカメラ 16Xズーム, 16MP, 1080P, 2.4インチ, TFTスクリーン, 手ぶれ補正, CMOS(輸入雑貨)~” といったいかにも高性能なカメラに感じる記載となっています。
■カメラ情報
- センサータイプ: CMOS
- メガピクセル: 10.0-20.0mp
- 光学ズームレンズ: ワイドズームニッコール-16x
- イメージ安定: 変位画像安定化
- Sensor Size (inches): 4/3 inches
- Image Resolution (Video): Full HD (1920×1080)
- 焦点距離: 16 – 50mm
- 電源モード: リチウム電池←実際は「単三電池」
- 重さ: 600g(カード・バッテリー込)
- メモリーカード: SDカード
- スクリーンのタイプ: HD Screen
商品説明を見る限りでは、高性能なデジカメに見えてしまうものがあります。
商品検索に引っ掛けるための「デジタル一眼レフ」という記載もありました・・
現在は販売を取り止めているようです
このような案内を見ると、いかにも魅力あるカメラに見えますが、
実際は、
・デジタルカメラ? ⇒ NO
・デジタル一眼レフ? ⇒ NO!
・トイカメラ? ⇒ OH,YES!
というまさに「トイカメラ」と呼ぶにふさわしいカメラでした。
■実際のトイデジカメ写真
ケンコー「PIENI」
関連記事:【トイデジカメ】まさに心眼撮影。PIENI(ピエニ)のアート風写真を検証
あるいは、90年代後半~2000年初期のデジカメ写真に近いのかも知れません。
■1998年発売のサンヨーデジカメ「 DSC-V100」の写真
そして、ノーブランド?の良く分からない海外メーカーのデジカメ写真を紹介していきます。
写真はすべて近所の公園などで気ままに撮影したスナップになります。
コブハクチョウの家族
今回購入した海外製のデジタルカメラでは、このような写真が撮れました。
90年代後半のデジカメよりも少しキレイな描写の写真にも見えますが、
現在の基準では「デジタルカメラ」と呼ぶには程遠い表現ではないかと思います。
また、ブログサイズ(リサイズ)では、画面が小さいため、それほど
「フェイクカメラ?」と呼ぶほど汚い写真には見えない感じではありますが、
PCで大きく表示した場合は、「何だコレ⁉ミステリ~」のような目が点になるような荒い写真となります。
コブハクチョウの家族も奥の景色も「何が写っているのかはっきりと分かる」ものがあるため、めちゃくちゃ汚い写真と言う表現は言い過ぎかも知れませんが、画質は
「トイカメラ」に近いものがあるといっても間違いないと思います。
青空と木々
画質はまさに90年代後半のデジカメ写真に近いですが、青空と緑の木々の色は、
良い雰囲気の描写であると感じます。
また、カメラの液晶画面で見ると、「一見キレイな写真が撮れている?」と勘違いしてしまうところがあります。
なので、これがまた「フェイク?」と感じてしまうところであるように思いました。
コスモス畑
普段メガネをかけている人が、メガネを外して景色を眺めているかのようなボヤ~とした写真になりました。
まさに忍法メガネ残しのような写真です・・
絵の具をただ点々と押し付けているかのような描写にも見えます。
98年発売の「35万画素デジカメ」に近い印象を感じました。
湖
何が写っているのか分かる範囲の写真です。
「とりあえず撮れればOK?」というカメラであると感じます。
この写真を撮るのに5000円近くも・・
まさに「空前絶後のぉ~…」という感じです笑。
スマホで撮ったほうがぜんぜん良いですね
白とピンクのコスモス
半押しの「ピント合わせ機能がない」ため、このような写真になります。
トイカメラのように、ただシャッターを押すだけのカンタン仕様になっています。
なので、「ピント合わせができない」写真撮影となります。
こちらのコスモスの写真も遊び心のある写真やトイカメラが好みの人には合っている?のかも知れません。
マクロ
花の蜜を吸うチョウ(ツマグロヒョウモン)に近づいて撮影を試みてみましたが、
案の定・・いえ、当然ピントは合いませんでした。
今回の海外製カメラは、ほとんど広い場所(景色)のみでしか使用できないカメラであると言えそうです。
説明板
小さい文字は、目を凝らせば何とか読める描写です。
こちらもまさに、普段メガネしている人が、メガネを外して目を細めながらジ~と眺めている状態に近い描写であると感じます。
どこでもドア風
スナップ写真は、このような描写となりました。
ここで問題だと思ったのは、液晶画面で見た光景(構図)と記録される画像に
「ズレが生じている」ところでした。
こちらの写真も、ドア全体が入るように撮影したつもりでしたが、実際の写真を確認すると、右の箇所が切れていて、少し斜めにもなっています。
液晶画面で見る情景にもズレが生じているようです。
ズーム
光学ズームレンズ:ワイドズームニッコール-16x となっていたため、てっきり
「16倍ズーム」であるとばかり思っていましたが、完全なフェイク?でした・・
こちらの写真は、目いっぱいズームして撮影した写真ですが、結局、
普通のズームなし写真と何一つ変わりませんでした・・
多少のズームは感じる…といった気休め程度の、ZOOMといえます。
ズームボタンを押すと、液晶画面にバラつきを起こさせて、一見、ズームされているという錯覚(フェイク)を見せて撮影させるといった仕様になっています。
まさに装飾品のようなZOOM・・いえ、ZMボタンです。
ガチャガチャに出てくるミニゲームのような「まさにオモチャのズムボタン」でした。
【海外製】この輸入カメラ…フェイクカメラ⁉でした【レビュー】:おわりに
今回購入した海外メーカーのデジカメを、日本の販売価格ではなく、実際の
海外のネットショップで調べてみたところ、20~25ドル前後で販売されていました。
日本までの送料を考えると、30ドル前後になるため、日本円で換算すると3000円~3500円前後になるかと思います。
ケンコーのトイデジカメも3000円前後で販売されているため、結局、今回購入した海外メーカーのデジカメも「トイカメラ」と言っても間違いないように思います。
ただただ「商品説明の記載」が最高に紛らわしいため、高性能なデジカメであると勘違いしてしまうところがあります。
なので、購入の際は注意が必要であると感じます。
ただ、海外製のデジカメでも中には良い品物もあるみたいです。
やはり、商品レビューを確認して購入しなければ、今回のようなデジカメ・・でなく、まさにトイカメラと呼ぶにふさわしいものを購入するハメにもなりかねません。
海外の聞いたことのないメーカーのデジカメを検討する際は、十分にレビューが集まっているカメラを購入したほうが無難であると思いました。
少しでも参考になれば幸いです。