今回は千葉県流山市のおすすめ観光スポットを紹介していきます。
・マイクロツーリズムを実践してみました
・流山市の神社仏閣
・流山の歴史探訪
・歴史文化施設
・流山市の歴史グルメ/古民家カフェ
歴史情緒溢れる街、千葉県流山市
千葉県に位置する流山市は、東京都心から電車(つくばエクスプレス線)で20分もかからないところにも関わらず、森や河川、運河など自然と緑いっぱいの自然豊かな地域で住民の方に愛されており、アニメの舞台にもなったことで有名です。
また常磐線の「馬橋駅」からレトロな流山線に乗って「流山駅」まで向かうのもプチ旅ができてオススメです。
流山市は千葉県の地域注目度ランキングでも常に上位にランクインしている地域でもあります。
流山市には歴史溢れる街並みや歴史的建造物が街のそこかしこに点在しています。
とも言えます。
そこで今回は、千葉県流山市にまつわる歴史深い観光地をメインにご紹介していきます。
流山市の神社と歴史探訪
流山浅間神社
「流山の富士山」でご利益をいただこう
流山にある『浅間神社』。
浅間神社といえば富士山を思い出しますが、この流山浅間神社も富士山と深いかかわりがあります。
江戸時代の初頭、富士信仰をしている人たちが流山の地域の鎮守さまとして、この地に浅間神社を創建したのがはじまりとされています。
流山から富士山は遠く簡単に行くことができないので、富士登山が出来ない人のために作った神社なのですね。
富士の溶岩を用いて作られた本物そっくりの大迫力の富士塚は必見です。
富士塚を登ると、実際に富士山に登った時と同じご利益と効能が得られると伝えられています。
流山諏訪神社
平安から続く歴史の香りを体感。
平安時代のはじめに創建されたという『諏訪神社』。
おすわさまの愛称で地域の方からの親しまれています。
信濃国の諏訪大社が有名ですが、この神社は昔の人が諏訪大社より御神額を頂き、地域のよりどころとして新たに創建したことが起源となっています。
源頼家も戦勝の祈願にこの神社を訪れました。
境内は平安から続く歴史の香りが漂っているような雰囲気です。
近藤勇陣屋跡
流山市は近藤勇と土方最期の別れの地
新選組と言えば福島県や京都を想像されるかと思います。
しかし、千葉県流山市も『新選組』と所縁の深い地となります。
新選組の部隊を再度編成したいと考え、近藤勇と土方歳三が率いる新選組が訪れたとされているのが、流山にある「醸造家永岡屋」。
■永岡屋敷について
永岡屋敷の建築時期やその構造、解体時期については不明である。近藤勇たちが訪れた時には蔵があったが、それが永岡屋敷に当たるかは不明である。2011年(平成23年)に秋元家当主の秋元浩司が敷地内の稲荷祠から発見した、幕末当時の札が入れられていた箱の「箱書き」から、永岡屋敷であることが判明した。
しかし新政府軍に包囲されてしまい、近藤勇は捕らえられてしまいます。
そして、そのまま処刑となりました…
そのようなこともあり、流山は近藤勇と土方歳三の「別れの地」と呼ばれています。
陣屋跡には当時のまま残されている「土台石」も見ることができます。
閻魔堂
歌舞伎ファンのメッカ。恋愛成就のご利益も。
『閻魔同(えんまどう)』は1776年に創建されました。
閻魔様は生前の罪を取り調べるお方で、裁判官のような役割を果たします。
人は死ぬと、極楽浄土に行けるか、地獄に落ちるかを閻魔様含む冥府の10人の王により裁きにかけられます。
そこで昔の方は、みんなが極楽浄土に行けるようにと、閻魔堂を建てて、大切に閻魔様をお祀りしていたそうです。
また、江戸時代に実在したとされる豪商相手の盗賊の金市は、恋人の三千歳と貧乏な庶民にお金を配っていたそうです。
ネズミ小僧のような人でしょうか?
結局捕まって処刑されてしまうのですが、金市のことを慕っていた庶民たちは「来世も人間に生まれてこれますように」と願いを込めて閻魔堂にお墓を建てたそうです。
隣には三千歳のお墓もあります。
このお話は以後、歌舞伎の演目となり今でも多くの方に愛されています。閻魔堂は歌舞伎ファンのメッカとなっているそうです。
歴史の文化に触れよう!流山市の歴史文化施設3選
一茶双樹記念館
時を越える芸術の世界
流山は俳人・小林一茶の第二の故郷と言われています。
ここ一茶双樹記念館は、小林一茶とみりん醸造家である秋元双樹の親交の地でありました。
昔のままの趣の秋元家、双樹邸や一茶庵では茶会や句会なども開催されているそうです。
万華鏡ギャラリー見世蔵
明治の建築と万華鏡の鮮やかさ
流山駅から5分のところにる『見世蔵』さん。
明治22年に建てられた土蔵で、50年前までお店として営業しており、その後倉庫に平成22年に見世蔵として新たに生まれ変わりました。
明治時代に建てられた建築物というだけあって、見た目からして歴史深いです。店構えを撮るだけで画になります。
お店の中には、煌びやかな万華鏡がたくさん。
見た目もさることながら、覗いてみると幻想的な世界が広がりますよ。
ここにある万華鏡は世界でグランプリを受賞したこともあるそうです。
うっとりと癒されるひと時をおたのしみください!
おいしく楽しく歴史を学ぶ。流山市の歴史グルメ3選
流山の“白みりん”
200年の歴史を誇る“みりん”のまち流山
流山では昔から、みりん産業がとてもさかんです。
自然に恵まれた流山は水運に長けており、醸造に必要な水源も豊富、みりんの原材料である、もち米やうるち米の製造がさかんなのが理由として挙げられます。
こういった好条件が重なり、流山はみりんの街として発展していきました。
流山の街並みには、みりん工場や、みりんの運搬に仕様したと思われる陸路など、みりんにまつわる歴史がところどころに垣間見えます。
中でも明治時代から現代まで“白みりん”の製造を行っている「流山キッコーマン」は有名です。
もともと、みりんといえば褐色でしたが、流山の酒造家だった堀切紋次郎という人物が透明のみりんを開発したことで大人気商品になりました。
みりん醸造がさかんだった地域の飲食店やカフェでは、みりんを積極的に使用したグルメやスイーツをたのしめるところもあるそうです!
清水屋本店
建物も和菓子も歴史を感じます
「清水屋」さんは明治35年から続く、流山市にある和菓子屋さん。
建物は国の有形文化財に登録されています。
明治35年の創業当初からの変わらぬ製法と味を守っているそうです。
燃料は薪、昔ながらの道具を使い、添加物は一切使用しないなどなど…明治から変わらず愛され続けている味に全国にファンがいらっしゃるのだとか。
最中やお饅頭。和菓子のネーミングも「陣屋最中」や「赤城山」など流山の歴史を感じます。
観光途中にスイーツが食べたくなった際はぜひ!
流山本町界隈のカフェ街
レトロな街並みをぶらり
ちょっぴり主旨からずれるかもしれませんが、ぜひご紹介しておきたいのが流山のレトロな街並みあふれるカフェ街。
流山の南西部には地域振興を目的として、歴史的な古民家を改装した「古民家カフェ」が多いのです。
築50~100年の民家や納屋が居心地のいいカフェやギャラリーとして生まれ変わっています。
レトロな街並みを散策しつつ、見つけた古民家カフェやギャラリーに気まぐれに立ちよってみるのも楽しいかもしれませんね。
みどころいっぱい!歴史深い流山市
想像以上に流山市には歴史深い施設がたくさんあることにおどろかれた方もいらっしゃることでしょう。
神社仏閣から、はてはスイーツやカフェまで…。歴史深さを感じながら、いろんな楽しみ方ができるのが流山市の魅力です。
これからどんどん注目されていく地域なので、今のところゆっくりと観光できるところもポイントです!
ゆっくりのんびり、千葉県流山市で歴史探訪なんていかがでしょう?