
・中古カメラって実際大丈夫?
・どんな写真が撮れるのか知りたいです
という人向けの記事です。
フリマやオークション、リサイクルショップなどでは、
10年ほど前の中古デジカメとなると、2000~4000円前後で購入できます。
安価なものであれば、500円~1000円前後で購入できるカメラもあります。
「10年前の中古デジカメ…?ちょっと不安・・」
「写真の画質悪そう・・」
「なんでわざわざ…いらんわ」
と、ダメよ…ダメェ~!と一世風靡したネタのように思われる方も多いと思います。
しかし、10年前のデジカメも
「なかなかキレイに撮れていたような・・?」という記憶もあります。
なので、「10年前のデジカメはどんな写真が撮れたのか」検証してみることにしました。
また、リユースショップやフリマなどで「中古デジカメ」を検討している方にとって
少しでも参考になれば、と思っています。
今回、フリマアプリやオークションで、2000~3000円前後で出品されているデジカメを、テキㇳ・・いえ、ランダムに選んで実際に購入してみました。
今回購入したのは、2010年の11年前に発売されたデジタルカメラ
「Panasonic LUMIX DMC-FX66」というカメラになります。
今回も普通に何気なく撮影すると「このような写真が撮れる」を意識したスナップ写真を紹介しています。
近所の公園などで気ままに撮影した普通のスナップになります。
また結論から言うと、DMC-FX66は、
「今でも活用できるカメラ(であると言えそう)」でした。
また写真のコメントは、つぶやき感覚で書いている個人の見解です。
文章もヘタクッソ(←こんな感じ)ですので、あくまで参考程度でご参照ください。
Panasonic LUMIX DMC-FX66
■簡易情報
- 2010年2月発売
- 1450万画素
- 広角25mm
- 光学5倍ズーム
- 手振れ補正搭載
- 重さ:125g(本体のみ)
軽量で持ち運びもしやすく、見た目もおしゃれなコンデジです。
完全オート
まずは、すべての判断をカメラが行って撮影してくれる「完全オート(iA)」による写真から紹介していきます。
ルミックスでは「インテリジェントオート」になります
田畑と青空
まずはじめに田畑と青空をメインに撮影してみました。
青空も田畑もとくに問題なく良い感じで撮影されています。
影にあたる箇所が多少暗い面もありますが、全体はキレイに写し出されていると思います。
少しだけ明るく調整(露出補正など)して撮影すれば、もう少しキレイな写真が撮影できそうです。
「オート撮影」では、たとえ現在のデジカメ(エントリー向け用)でも理想通りの写真が撮れるということもないため、これだけの写真が撮れれば10年前のデジカメでも良いのかなと思いました。
別カット
別の角度でも撮影してみました。
こちらの写真もキレイに写し出されていると思いますが、
少し暗めでどこかパッとしない感じがあります。
このシーンも、もう少し明るく撮影できたら良いのになという描写であると感じます。
竹林
太陽に照らされて輝きが増していた竹林を撮影
正直、現在のデジカメ写真と比較しても、ほとんど大差ないと感じるほどキレイに写し出されていると思います。
「完全オート」でこれだけ撮影できれば十分かなという感じです。
ロウバイの花
陽に照らされたロウバイの花々も、明るく撮影されていて花の魅力も伝わってくる描写で写し出されていると思います。
こちらの「ロウバイ」と一つ前の「竹林」の写真を見る限りでは、
ルミックスのデジカメ(またはFX66のカメラ)は、比較的「明るく撮影される」傾向があるようです。
見ごろを迎えた梅の花
こちらの写真も「明るさ・色」ともに良い感じで撮影されています。
青空もピンク(または紅?)色の梅の花々も、好ましく感じる描写で写し出されていると思います。
右写真は、もう少し明るさが欲しいなという感じもありますが・・
コンデジのオート撮影としては、キレイに写し出されているように思います。
迫り来る雲
せっかくの青空を覆いかぶせに来た大きな雲を撮影してみました。
「晴れと曇り」の両極端なシーンでしたが、雲の凹凸もはっきりと描写されていて、
いい感じで写し出されていると思います。
写真下の土手の歩道付近は、真っ暗・・という感じですが…
ただ、FX66はあらゆるシーンでピントも比較的カンタンに合致してくれて、明るさも適度にいい感じで撮影してくれる傾向があるため、本当に使いやすいカメラであるなと感じます。
別カット
こちらの写真も「雲」の凹凸がハッキリと描写されていて、ちょっと暗い感じもありますが、キレイに写し出されていると思います。
小さな軽量ボディでありながら、ピントもすんなりと合ってくれるため、ストレスフリーで撮影できました。
マクロ
近接(マクロ)もとくに問題なくキレイに撮影することができました。
「逆光」であるにもかかわらず明るく写し出されています。
マクロ機能も「現在のデジカメ(エントリー用)」と何も変わらない描写力を持っていると感じました。
11年前にはすでに現在と変わらない「マクロ性能」が備わっていたようです。
その他の花々
ロウバイ以外にも撮影してみましたが、こちらの写真も明るく写し出されています。
ただ、「多少、明るすぎるようにも・・」と感じます。
明るく撮れるのは写真も映えて良いと思いますが、もう少しアンダー気味で撮影できたら良いのになという感じです。
これまで数十台のデジカメを記事で紹介してきましたが、
はじめて「もう少し明るさ控えめで撮影できれば・・」と感じるカメラとなりました。
とは言ってもいろいろNG
暗い写真
DMC-FX66は、比較的どんなシーンでも明るく撮影してくれる傾向がありますが、
シーンによっては真逆の「暗い写真」になったりもします。
一体カメラは、どんな判断をして撮影しているのか・・という感じですが、撮影を行っていると、このような暗い写真になるときも多々ありました。
■別カット
暗い・・
明るい写真が撮れたり、暗い写真が撮れたり・・と、
「一体どうなってるの?」といった感じです。
こちらの写真では、太陽が雲で隠れてしまっている影響も強いかと思いますが、
ホントに両極端な写真が撮れるカメラであるなと感じました。
写真がブレやすい
写真では伝わりませんが、実際は少し薄暗い場所で撮影をした写真となります。
こちらの写真は、ブレているわけではありませんが、シャッタースピードが
・左写真「1/30秒」
・右写真「1/60秒」
と、少し遅めの数値で撮影されています。
こちらの写真も明るめに撮影されていますが、少しだけブレてしまいました。
リサイズ(ブログサイズ)では分かりづらくてすみません
シャッタースピードを確認すると、2枚とも「1/30秒」でした。
こちらの写真も、ちょっとテキト・・・いえ普通に何気なく撮影したつもりではいましたが… 、PCで写真を確認するとブレていると言った感じでした。
FX66は、明るく撮影できるところが魅力ですが、その分
「シャッタースピードが遅くなる」傾向があるみたいです。
これまで紹介してきた写真では、「ブレる」という面ではまったく問題ありませんでしたが・・
シーンによっては、ブレやすくなる傾向もあるため、
撮影時にはしっかりと両手でホールドしながら撮影していく必要がありそうです。
ピントが合わないときも多い
FX66は、
・「ピント合うときは合う」
・「合わないときはじぇじぇじぇ!と合わない」
といった不安定な「フォーカス(ピント合わせ)機能」であると感じました。
ピントが合うときは、すんなり・・!と合ってくれますが、合わないときは
永遠に合わない?・・と思うほど、何度試しても意図した場所に合致しない傾向があります。
こちらの写真も背景にピントが合っていますが、主役である手前の「花」にはピントが合いませんでした。
といったことも多々ありました
あんたのようによく分からんカメラなんだね~
貴様は?
って、きさぁ~ま⁉
ちょっと古いネタばかりになりましたが・・、
やはり11年前のデジカメということもあり、ピント機能については、私のように・・いえ、機能の面で不安定なところが多く見られました。
逆光
逆光も特に問題なくスムーズに撮影できました。
コンデジなので、仕方ない面もあると思いますが、
光の反射によって起こる「ゴーストやフレア」などは、やはり大きく目立ちます。
ただ、逆光でも「ピントがすんなりと合って撮影できる」ところは魅力であるなと感じました。
望遠ズーム
青空を翔る飛行機雲を「望遠ズーム」で撮影
エントリー向けデジカメでは、このような青空の一部に現れる小さな対象物の場合、
なにかと「ピント合わせが不安定」になる傾向があります。
しかし、FX66はすんなりOKと合ってくれました。
広角でも望遠でも一回で合致してくれたため、ピント合わせの機能は優れているなと思いました。
■別カット
最初、「5倍ズーム」というのは、しょぼ・・いえ、そんなすごいズームではないと勝手に思い込んでいましたが、使用してみると、意外と大きくズームすることができました。
こちらのシーンでも、ピントは一回ですんなりと合ってくれたため、本当に使い勝手の良いカメラであるなと感じました。
とは言っても、合わなときは「じぇじぇじぇ…!」と合わないというイミフゥ~なときもあります。
左写真の青空に小さく浮かぶ「飛行機雲が残した跡」(中央付近)の雲などは、
一切合いませんでした。
さきほど紹介した「暗い写真」同様に、ちょっとした形状の違いや撮影シーンによって、大きく精度(判断)が変わってきてしまうのが、このカメラなのかなと思いました。
じぇじぇじぇ~と、ダメよダメェ~と
ワケワカメなカメラなんです
ある意味使いやすいかも
やはり、現在のカメラではあまり感じられない不安定なところがあります。
カラーモード
なぜか「完全オート(iA)」のみで利用可能な『カラーモード』となります。
「ハッピー」と「白黒」は、いろいろと活用できそうに思いました。
Happyの写真
木に佇む鳥をハッピーで撮影してみました。
ハッピーで撮影したことによって、通常撮影よりも鮮やかなイメージで写し出されています。
また望遠(5倍)ズームで撮影しましたが、ピントもラクluck♪でした。
Happyの写真②
こちらのハッピーモードの写真も明るくて鮮やかな描写で写し出されています。
通常撮影では「どこかパッとしない写真」になるようであれば、ハッピーモードに変更して撮影するのも一つの手なのかなと思いました。
Happyの写真➂
ハッピーモードは、陽に当たる箇所が明るめに写し出される傾向があります。
通常撮影だと「なんか暗い・・」と感じたときは、ハッピーモードが適しているように思います。
ただ、逆にパッとしない不自然な写真になるときもあるので、写真を確認しながら撮影していく必要があります。
セピアは、どこか不自然な色であるとしか…
『感じざるを得ません』
・ルミックスの上位機種(少し高めの)「DC-TZ90」で撮影したセピアの写真
11年前のセピア色と比較すると、まるっと違います。
やはり、こちらの「セピア」が正しい色であるのは間違いないように思います。
「エントリー向け」と「少し料金高めの機種」とでは、画質だけではなく色なども違ってくるところがあります。
関連記事:【DC-TZ90】ルミックスの画像効果でオリジナルフォト作成
完全オート(iA)以外のオート撮影
完全オート以外の「オート」モードに変更して撮影すると、「露出補正」の調整ができるようになります。
・・ごく当たり前の内容ではありますが… 、
暗い写真になってしまうときは、
■「オート(iA)」→「普通のオート撮影に切替」→「露出補正をプラス側」
と切り替えをしながら撮影していくのもおすすめです。

そんなん誰でも分かるでしょ?
ま、ほぼ誰にも見られてないブログだし…
うん、OK。許す!
自由気ままに書いてますので、お許しください
【ルミックス DMC-FX66】2千円購入の中古デジカメを検証:おわりに
フリマアプリやオークション等で、
2000円~3000円程度で購入可能な「LUMIX DMC-FX66」
今回、このカメラを使用して強く感じたのは、10年ほど前のエントリー向けデジカメとしては、とても撮影しやすいカメラであるということでした。
正直、明るすぎたり、暗すぎたり・・などの両極端な描写になってしまう傾向があるのは残念なところですが…
しかし、軽量ボディで扱いやすいデジカメであるのは間違いないと思います。
普段の記念写真(スナップ)としての用途としては、まったく問題ない良質なデジカメであると感じます。
少しでも参考になれば幸いです。